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2012.04.30

2012年J1第8節清水戦「停滞する攻撃」

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リンク: 1点を追って9人になった相手に対して、最後までゴールを割ることができずリーグ3連敗.

FC東京 0-1 清水

 失点シーンは確かにふがいないとは思うんですよ。カウンターの形になってるとはいえ、数的優位(プレーをする意識があったのは4対2。高橋は間に合ってなかったけど、それでも3対2)なのに一発でやられるとか…。あそこは守備陣がなんとかしなくてはいけない。

 ただ、ここ数試合の失点はこっちのミスからのカウンターか、高いDFラインの裏取られるか、という2パターンがほとんど。やられ方は分かっているなら、その修正はできるはず。セルフジャッジしないとか、球際に強く行くとか、大熊メソッドを思い出せば問題ないと思ってる。

 問題は攻撃のほう。ボランチからのパスを狙われている感じがあって、素早いパス回しで相手守備を揺さぶることができなくなってる。東京はシンプルにクロスを上げることはまずないので、相手チームは中央の守備を固めてくる。それへの対策としては、サイドチェンジやコーナーフラッグ付近のスペースを使って、バイタルやエリア内にスペースを作る必要がある。けど、それができてない。

 解決策の1つは、梶山とアーリアのポジションを入れ替えることだろうね。ボランチのところがプレスの標的になるなら、それをかいくぐって数的優位まで持ち込める選手を置くのは悪くない。清水戦だとトップ下までボールが入らないので、梶山が落ちてくるシーンも結構あったわけで、だったらスタートポジションを低くする手はある。

 もう一つは平山の先発起用かなと。今の東京の攻撃はショートパス主体の地上戦。それは大前提として、「高さもあるんだよ」という選択肢を見せておくのも重要かも。今はサイドにボールが出たときに、シンプルなクロスという形がないので、相手DFを釣りにくい感じがするんだよね。で、誰もフリーになれなくて、シュートが打てないという…。中でつぶれて、後からサイドハーフが突っ込むという形が作りにくいというか。千真と2トップ気味に構えても面白そう。

 まあ、攻撃の停滞は相手チームのスカウティングの成果という感じもする。昇格チームなので、もっとお手柔らかにお願いしたいものです(笑)。

 それでは、採点です。

権田 6.0 失点シーンはGKとしては仕方ない。そのほかに1対1を防いでいた
徳永 5.5 右サイドの方が攻撃は機能していた。あとは切れ込んでのシュート
森重 6.0 あそこは高原を倒してでも止めるべきだったが、それ以外は及第点
ヒョンス 5.0 相手FWに簡単に外されなければ、失点はなかったかもしれない
太田 5.0 慌てる場面じゃないのに、相手FWへのプレゼントパスはいけない
長谷川 5.5 いろいろ打開しようという工夫は見えたが、実を結ばなかった
高橋 5.5 守備は安定感あるが、ミスパスでピンチを招くシーンが目立った
石川 5.5 警戒されているが、惜しいシュートもあった。あとは枠内へ…
梶山 5.5 高い位置でボールに絡めず。終盤は低い位置が多くなっていた
谷澤 5.5 要求されていることはこなしていた。あとは決定的なチャンスを!
ルーカス 5.0 1トップとしてボールの収まりが悪かった。シュート1本だけ

河野 5.0 本人のツイッターにもあったが、ドリブルも不発に終わっていた
平山 --- 時間短く、評価なし
渡邉 --- 時間短く、評価なし

長島(代行)5.0 交代の選択は悪くなかったが、追いかける展開で後手に回った印象。2人多いという展開を有効に活用できなかった

2012.04.29

競馬って前に行くのが重要ですね

リンク: スポーツナビ | その他 | 競馬 | ニュース |「信じられない」ビートブラック“一か八か”の大激走V=天皇賞・春.

 って当たり前のことをタイトルに書いてみました(笑)。やっぱり積極的に行けば栄光も転がり込んでくると…。

 香港クイーンエリザベス2世Cを3番手からインを突いて快勝したルーラーシップもそうだけどね。

 しかし、ビートブラックとはね…。天皇賞は前走と今回のオッズを考えれば、オルフェーブルは消しが馬券的には正解なのかなと。で、オルフェーブルは控えそうだったので、波乱なら前に行く組。という予想は完璧だったんだけどな。でも、買ったのがケイアイドウソジンだったから(爆)

2012.04.28

ファンサカ第8節

Week8
 ということで、東京の連敗と共に順位を下げまくってますが…。

 今節は1.2倍になったので、東京を勝負チームにして、なんとか立て直しを図りたいところ。ボーナスを稼ぎやすい梶山は不可欠だし、アーリアも復帰させた。あとはナオが点を取ってくれればMFは問題ない。DFは太田を外してヒョンスを投入。

 しかし、アーリアと梶山は休んでる間にずいぶん買い得な選手になったなw

 他チームは各チームから1人ずつ。佐藤寿人は調子よさそうだし、ラファエルも上向きなのかなと。あとは安定感ある楢崎と、攻撃参加でボーナス稼げる酒井をピックアップ。

 そろそろ久しぶりに100Fp取りたい…

2012.04.21

ファンサカ第7節

Week7
 前節はどこかのチームが2-0から3点取られるという失態さえなければ、48Fpという無残な成績にはならなかったと思う…orz

 今節は久しぶりに東京が1.1倍になったので、勝負チームにしようかと思ったけど、全く上向く気配のない横浜FMと対戦する磐田が1.2倍なので、こちらを勝負チームに。

 磐田から投入した選手は、前節までの平均が7ぐらいあるので、これを何とか8に乗せてもらうと、1.2倍で10になるという狙い。前田もそろそろ爆発してもいい頃合いだしね…。

 東京については、安定したDFラインはもちろんだけど、そろそろナオの一発に期待。

2012.04.20

2012年ACL第4節北京国安戦「完勝を糧に」

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リンク: 渡邉の先制点を皮切りに大竹、谷澤が続き安定した守備で無失点に抑え完勝!グループ首位を守る.

FC東京 3-0 北京国安

 いや、まあ、点差以上の完勝だったことは間違いないわけで。それもルーカスと羽生はベンチでお休み。権田と梶山と加賀は欠場中、高橋は出場停止、米本は怪我で途中交代だからね。

 普段のメンバーと変わって入った大竹、千真、草民といったところも活躍したし。

 というか、Jであまり出場機会がない選手だと、相手チームにデータがないような感じが…。千真はACLでは先発だから別にしても、大竹とか草民のプレースタイルが全然ばれてないように感じたのは自分だけですかね?

 大竹はJだとまず左を切られて、そこからプレーがスタートだけど、この日の北京国安はかなり自由にやらせてくれてた。ルーキーシーズンの出だしがこんな感じのプレーだったなーと思ったのはそれが原因だったのかも。もちろん身体が強くなっているのは確かだし、局面で戦えるようになってるのも間違いないんだけど。

 逆に草民はどのチームと戦ってもあんな感じw 彼にとっては基本的に相手は関係ないのかもしれない。この日は調子が良かったんだろうなー。エリア内でテクニック出そうとしてたしw

 東京のチーム自体も、がっつり対策されるリーグ戦より、こういう短期決戦の方がやりやすいのかも。ポポさんが相手によってサッカーを変えないので、ストロングポイントが出して行きやすいんだろうなあと思ったりして。

 Jリーグは次節が首位の仙台とアウェイ戦。ここで叩けると面白くなりそう。去年の仙台と対戦してないので、そんなに格上相手という感じの戦いにならないような気がする。面白い試合になるんじゃないかな。

 それでは採点です。

塩田 6.0 空振りはあったけど、それ以外のシーンでは安定したプレーだった
徳永 6.0 やや守備を重視したプレー。無理して攻める必要もなかったけど
森重 6.5 ここに来て安定感抜群。このレベルの相手なら安心して見られる
チャン 6.0 それほど目立つ場面はなかったが、それがDFとして重要なこと
太田 6.0 ここ数試合より出来がよかった。攻撃面でも十分に貢献していた
米本 6.0 怪我で交代じゃなければもう少し良い採点でもいい守備だったが
アーリア 6.5 梶山不在だとこの人の存在感が目立つ。見事なスルーパスも
石川 6.5 この日は生かされるより、人を生かすプレーで勝利に貢献していた
大竹 7.0 勝利の立役者。トップ下でのびのびとプレーして、ヘッドで得点
田邉 6.5 意外性のあるプレーで攻撃を活性化。できれば点を取りたかった
渡邉 6.5 先制点でチームに落ち着きを与える。2点目のアシストもお見事

谷澤 6.0 見事な飛び出しと危ないトラップと幸運な得点と謎のパフォーマンス
平山 5.5 3-0の状況だったので、攻撃での見せ場はあまり作れなかった
丸山 --- 公式戦初出場おめでとう

ポポ 6.5 うまく選手をやりくりして、アウェイの借りを返す。この勢いをリーグ戦につなげたい

2012.04.14

ファンサカ第6節

Week6
 先週は梶山ベンチ外という誤算から始まって、大宮惨敗という予想違いw。森重ががんばってくれたおかげで73Fpだったけど、順位を結構落としてしまいました…。

 今節は監督交代ダービーから勝負チームに川崎Fを選択。ガンバの守備陣だったら、点が取れると思うのだけど(先週見た感覚では)。希望としてはガンバ苦手のセットプレーでジェシのヘッドがベストw

 東京はDFラインはそのままにして(太田も出るようだし)、中盤は初先発になりそうな米本を投入。今は安いので入れやすい…。

2012.04.11

2012年J1第5節川崎戦「自信から確信に」

リンク: 1人退場者を出し押し込まれる展開であったが、森重が頭で起死回生の今季初ゴールを決めて勝利!.

川崎 0-1 FC東京

 徳永が言っていたこのコメントが、この試合の意味のすべてだと思うのです。

「FC東京の力を見せられたでしょ。これがFC東京です」

 前半はスタイルこそ違うけど、ほぼ互角の展開。ただ、東京の攻撃がちょっと改善されていたのが目に付いた。梶山がいない試合はだいたいショートパスに偏りすぎて、ピッチを広く使えない傾向がある。けど、この試合はサイドチェンジだったり、コーナーフラッグの方向へスペースを使ったり、長めのパスの比率がいつもより高め。

 これで布石を打っておいてから、裏へ走らせる攻撃が有効だった。羽生がここ数試合よりも生きた感じ。その途中で高橋やアーリアの横パスがかっさらわれたのは反省点だけど。

 あと、谷澤についてちょっとだけ。このメンバーだと前線で時間を作るのはルーカスと谷澤の役割。本来は梶山の役割だけど、いないときは谷澤は外しにくいんだよな。ビデオ見直すと高い位置ではそれなりに機能してんのね。ただ、低い位置に落ちてきた時に、他の選手は梶山と同じような感覚でボールを預けるのはやめた方がいいとは思うけどw

 後半こそが今年のFC東京の真価が出たのかも。アーリアが退場して、基本的には4-4-1なんだけど、米本が守備では効いていたので、攻撃時は人数を掛けられた。普通、10人のチームはあんなに前から行かずにブロックを敷くはず。あの運動量で中盤の数的不利をある程度は挽回できてたのは大きい。特にナオが極端に守備に追われることがなかったので、マイボールになった時に、ルーカスとのコンビで陣地を取り戻せたのはよかった。

 現地で見ていても、攻められてはいるけど、人数が少ない感じはあまりしなかったんだよな…。

 で、得点シーンは森重が凄いわ。真後ろから撮ってるエルゴラの写真を見てもらうとわかるけど、相手DFより頭1つ抜けてるからね。今のパフォーマンスなら、代表に呼ばれてもまったく不思議じゃないけど、あとは監督の趣味だからね…。

 これでリーグ戦は4勝1敗の3位。正直、うまく行きすぎの試合もあったけど、苦しい試合を勝ちに持って行ける地力が付いたのだと認めた方がいいのかもしれない。

 次の鹿島戦では苦しんでいる相手をきっちり叩く強者のサッカーを期待したいのです。

 それでは、採点です。

権田 7.0 神というより、自らの能力をフルに発揮してゴールを守りきった
徳永 6.0 攻撃は自重気味だったけど、1対1では負けない守備を披露した
森重 7.5 守備陣をきっちりと統率した。決勝点で攻撃力の高さも見せた
チャン 6.5 Jデビュー戦とは思えない。足元の技術も高く、安心できた
太田 6.0 前半は好クロスを入れていた。後半は守備重視にシフトチェンジ
高橋 6.0 守備は合格点。横パスのスピードが足りずにピンチを招くことも
長谷川 4.5 不用意なファールで2度目の退場。ボランチの守備は課題だ
石川 6.0 何度もあったチャンスを決めたい。決勝点のCKは見事だった
羽生 6.0 スペースへ動くだけじゃなく、ボールに絡んでチャンス築いた
谷澤 5.5 低い位置でボール取られる悪癖も、攻撃の起点にはなっていた
ルーカス 6.5 苦しい展開だったが、1トップでジェシとバトルを続ける

米本 6.5 パスはまだ怪しいが、守備力と運動量で数的不利を挽回した
田邉 6.0 難しい役回りだったが、左サイドできっちりと仕事をしていた
椋原 --- 時間短く、評価なし

ポポ 6.5 数的不利になりながら、米本投入で流れを相手に与えず、自分たちのサッカーをやりきった

2012.04.07

ファンサカ第5節

Week5

 今節はそろそろNACK5で大宮が勝つんじゃないかと見て、勝負チームにしてみた。このチームは中心選手がハッキリしているので、選手の選択には悩まないのが助かる。

 東京の選手はたかひで先生を外して、怪我明けの梶山を投入。なんとか100Fpを狙いたい…

2012.04.03

2012年J1第4節広島戦「志は高く」

リンク: 主導権はにぎるものの得点を奪えず、逆にカウンターから失点を許し今季リーグ初黒星.

FC東京 0-1 広島

 この試合が第30節とかだったら、「ああせいこうせい」と言いたくなるだろうけど、まだ第4節。ここであたふたしても仕方がないわけで。キャンプからやってきたサッカーが、5バックでガッツリ守ってくる相手にどこまで通用するか試してみた(言い方悪いけど)というのが、本当のところなんじゃないかと。

 「相手によってサッカーを変えない」という旗印をここで降ろすようでは、「(サッカーの面白さで)味スタを満員にする」なんてのはおこがましいわけで。志を高く持って、このサッカーをやり続けることが重要なんだろう。

 ちょっと試合を振り返る。

 ボール支配率ではおそらく東京6:広島4ぐらい。広島は東京ボールになると、5-4-1でブロックを敷いてくる形。あそこまで徹底して守られると、動き出しでスペースを作ろうという試みは、あまり意味がない。縦のスペースは元から消されている上に、サイドチェンジを使っても、サイドを専守防衛する選手がいるわけでね。

 個人的に守備的な戦術が悪いとは思わないけど、それはチーム力に差がある場合だと思うのだ。去年のJ2でDFラインを深く引かれたことは仕方ない。けど、今の東京と広島にそこまで差があるのかね…。

 それはまあいい。

 ここまで守られると、狭いところでパスを回し切るか、対人の局地戦に勝って、エリア内に橋頭堡を作る必要があったけど、東京の攻撃はそこまで成熟していないのだな。

 今節はDFを引きつけられる梶山がいなかったのも大きかったかなと。縦パスを受けるのがルーカスだけになってしまうと、そこをチェックするのは当たり前だし。ムービングしていく羽生のトップ下も悪くないけど、広島相手には向かなかった。

 草民もボール持った時は面白いんだけど。他の選手との関係が今ひとつ。スペースを作る攻撃が実らないなら、徹底的に狭いスペースで戦う手があったかも。甲府時代の大木さんのサッカーに近いかもだけど。

 ということで、とりとめもなく、採点です。

権田 5.5 ロングボールで頭上を抜かれるミス。失点は仕方ないものだった
徳永 5.5 守備はまずまずだったが、攻撃では物足りなさが残った
森重 5.5 カウンターをケアしながらうまくゲームを進めていたのだが…
加賀 5.5 失点シーンだけ、相手FWの動き出しについて行けなかった
太田 5.0 ミキッチとのマッチアップに完敗。左サイドの主導権渡した
高橋 5.5 試合をコントロールしていたが、相手の急所は突けなかった
田邉 5.5 ボールを持った時の期待感はあるが、スペースがなく不発に終わる
石川 5.5 局面を打開しようという意図は見えたが、そこまでだった
羽生 5.0 序盤は動き出しが目立ったが、ブロックを築かれ次第に消える
谷澤 5.0 ボールも入らなかったが、トリッキーな動きも見られなかった
ルーカス 5.0 マークが厳しく、1トップとして思った働きができなかった

大竹 5.5 ボールを引き出そうとはしていたが、ゴールには遠かった
渡邉 5.0 エリア内でボールを受ける場面はほとんど見られなかった
平山 --- 時間短く、評価なし

ポポ 5.5 分が悪いのは試合途中にはわかっていたはずだが、原則を崩さず、最後までパスサッカーで9人でブロックを作るどん引きサッカーへ対抗。第4節でこの順位だからかもしれない

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