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2011.06.29

2011年J2第18節水戸戦採点「個の力」

 なにせこの半月の忙しさは尋常じゃなくて、録画した試合も通して見られてない状況。久しぶりに試合を見ると、違った発見があるものだなーと思いました。

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リンク: 終盤に相手の反撃をくらうも、3得点で3連勝を飾る!.

水戸 2-3 FC東京

 湘南戦から戦い方を大きく変化させたFC東京。この試合で6試合目ですね。ちゃんと見たのが駒沢開催の愛媛戦だけで、この試合もスタンドの低い位置から見てたので、違いをはっきり説明できるほどの見方はできてない。

 ただ、最初の方と比べると、ピッチを広く使おうという意識は出てきたのはわかる。一方でセザーや草民が組み立てに加わろうと落ちてくることも増えたみたいで、サイドを崩したときに中が薄い現象が出てきたかも。セザーが1トップタイプじゃないので仕方がないという面もあるのだけど…。ここはルーカスが入ってどう変わるか。

 水戸戦の話に戻すと、個の力の差は明らかだなと。特に今野、森重のCBコンビは別格。対人守備はもちろんだけど、ポゼッションに入った時のボールの持ち方が自信満々で笑える。加えて、このレベルが相手だと、梶山が好きなようにやれるじゃないですか(苦笑)。あのピッチでも相手をいなしながら自分でボールを運んじゃうし、パスも出したい放題だし、あれだけ余裕があるなら、自分でも点を取りに行ったらいいのに。

 そうなると相手攻撃時に狙われるのが、相対的に組みしやすい北斗と高橋のところになるのは仕方のないことで。水戸は左SBのスペースに長いボールを蹴って、北斗と小池がマッチアップする形を狙ってたのは明らか。抜ければベストだけど、抜ききらなくても今ちゃんをサイドに引っ張り出せれば、中で崩せる可能性は高まるわけで。ここは誰が左SBに入っても変わらないと思う(DFの残り3人が徳永、森重、今野なら)ので、チームで解決すべき課題なのかも。

 高橋のところもプレスの標的になりやすい。脚元のプレーが下手ではないけど、梶山からボールを奪うよりは難易度が低いのは間違いないから。で、球離れが遅くてひやっとすることも。もっと堅実に捌くこともできるだろうけど、J2でそのあたりに落ち着いてしまうのも、個人の成長という面ではどうかなとは思ったりもするわけで…。

 攻撃については、上でもちょっと書いたように、セザーと草民が低い位置に落ちてくるから、羽生が最前線にいるような形になっていることも多くて。草民へのスカウティングも進んできたようだ。先発メンバーにもう一人はスペースで受けることができる選手を入れた方がバランスがよさそう。それがナオなのか達っちゃんなのかはなんともいえないけど。

 それでは採点です。

塩田 6.0 2失点だったけどやれることはきっちりとやっていた
徳永 6.0 徐々に上がるシーンが増えて来つつある。対人は強い
森重 6.5 見事なFK。守備でも集中を切らさず、うっかりミスなし
今野 6.0 安定感が高い守備。代表でレギュラーの貫禄を見せた
中村 5.5 守備では狙われたが、攻撃で見せ場を作り、PKを得た
高橋 5.5 PK判定は不運だったが、攻撃時にリズムを作りたい
梶山 6.5 中盤で王様として君臨。気分良さそうにプレーしていた
田邉 5.5 低い位置に落ちてくる。高い位置で攻撃力を使いたい
谷澤 6.0 前4人でボールが収まるのは谷澤。時間を作っていた
羽生 5.5 動いているのは確かだが、自分が受ける方向性も出したい
セザー 5.0 判定もあったがイライラ。ゴール前で仕事をしたい

石川 6.0 らしい形で今季初ゴール。この人が使えるめどは大きい
鈴木 --- 時間短く、評価なし
大竹 --- 時間短く、評価なし

大熊 6.0 締めくくりはバタバタしたが、攻撃の方向性ははっきりしてきた。ここを基準点にして内容の上積みを狙ってほしい

2011.06.26

宝塚記念を急いで予想

 昨日は久しぶりにサッカーを観戦できて、非常に楽しくて妙にハイになってしまいました(笑) その話についてはあとでまとめるとして、まずは上半期の総決算、宝塚記念の予想を先に。

 人気はブエナビスタ、ルーラーシップ、エイシンフラッシュ、トゥザグローリーの順。これだったら、トゥザグローリーの頭から買いたい。

 ブエナビスタはジャパンカップの降着以来、4戦連続で勝ててなくて、エイシンフラッシュも去年のダービー勝ってから、5戦連続勝利なし。

 問題は前走で強い勝ち方をしたルーラーシップだけど、あのレースは馬場が特殊すぎて、鵜呑みにするのは危険かなと。単に稀代の道悪巧者という可能性もあるからね。

 で、トゥザグローリー。天皇賞はそもそろ距離が長かったことに加えて、出入りの激しいレースで揉まれたという明確な敗因がある。この馬のいいところは前目でレースを進めながら、きっちりとした末脚を繰り出せるところ。うまく3番手ぐらいに位置できれば、十分勝機はありそう。宝塚記念は「これが初G1」という馬が勝つことも多いレースだしね。

 馬券はトゥザグローリーの頭から。人気サイドを買いつつ、穴っぽいところも買いたい。ハートビートソングとか、ドリームジャーニーとか、ダノンヨーヨーとか。

2011.06.14

「こんにちは赤ちゃん」を見てきました

 書き忘れてたけど、こないだ「こんにちは赤ちゃん」を見に行っていました。

リンク: 三宅裕司生誕60周年記念伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演「こんにちは赤ちゃん」: SET information.

 一応、三宅裕司生誕60周年記念ということだったけど、タイトルはともかく特に還暦ネタはなかったですw まあ三宅さんはあんまり60歳っぽくないんですけど。ヤンパラのころだって、自分より20歳も上っていう感じはなかったからなあ。

 まあ、客層は高年齢化がw S席で10500円、A席で8400円だとなかなか若い人は来ないよね…。あれだけ大御所が出てればこの値段も仕方ないんだけどね。落語でひとり会だって4000円とかするわけだし。

 ネタが若い人向きじゃないのは気にはなったな。コント赤信号をテレビで見てたのは40歳ぐらいまでじゃないのかね?w 個人的には面白いけど、20代の連中と一緒に見てたら何が面白いのか解説するのが大変かも。

 でも、今年は何と言っても、真矢みきに尽きるというか。いろいろあって、最後に懐かしいCMのメドレーを宝塚ばりに踊りながら歌うシーンがあるんだけど、これが「いいもの見たなあ…」という感じで。青雲とか、ハトヤとか、ホテル三日月、ヨドバシカメラ、「お仏壇の長谷川~♪」とか。さらに黒柳徹子のモノマネまでww 大階段から降りてくる姿が決まってるんだよねえ。

 そして毎年この舞台で見ると、河本千明が好きになるw 舞台映えするよね。

2011.06.11

さてユニオンの2011年度募集馬を考えるか…

 春のG1が終わると、一口馬主クラブの募集馬が発表になるわけで。今年からは未勝利、未出走の補償がなくなり、まずはデビューすること、そして1勝することが重要に。

 過去にはいろいろと入っていたクラブもこの景気なので(汗)、当面はユニオン一本で臨む予定。

リンク: 2011年度募集馬.

 まだカタログも来ていないので、価格と血統、予定厩舎(会員向けには公開済み)で、ある程度ふるいにかけておこうかと。大物狙いというよりは、ダート1200で走れる馬を選ぶ気持ちで。芝の長距離狙いだとつぶしがきかないので怖いんだよね。これまで26頭に出資してきて、18頭は勝ち上がってるんだから、そう間違ってないんだろう(笑)。

 今年の募集馬だとフジキセキ×チャチャリーノの牝馬は結構面白いかも。母系を見るとダートの方が良さそう。値段もまずまずだし、服部牧場でこの厩舎(関西で今年もG1勝ってるとこです)という珍しい組み合わせは、なにかありそうな気配が…

 関東馬だとタイキシャトル×バレンソールの牝馬は840万と安いのがいいところ。当馬は初仔だけど、祖母のミストラルアゲン産駒はほとんど勝ち上がってるのはポイント。ただタイキシャトル、アフリート、スリルショーと並ぶ血統を見ると底力には欠けそう。平坦コースの1200向きかも。厩舎は母親と同じところだけど、今更買うのかという気はする…。

 あとは自分が出資していたクロニカの牡かな。父はブライアンズタイムなのに1365万。一昔前から比べるとずいぶん安くなった。クロニカはBroad Brushの持ち込みで500kgを越える大型馬。なかなかパンとせずに地方から再転入してから500万下を3連勝した。おそらくダート1800を狙った配合。脚元に不安がなければいいけどね。

 カタログが着いたらもう少し真剣に考えてみます…。

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2011.06.08

2011年J2第15節愛媛戦採点 「縦と横」

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リンク: 田邉の2戦連発のゴールで先制するも、その後カウンターから追いつかれ引き分けに終わる.

FC東京 1-1 愛媛

 まあ京都より愛媛の守備が堅かったということでしょうか。

  京都は3バックでそーたんや大竹がDF陣のギャップに入り込みやすくて、縦パスが気持ちいいぐらいスパスパと入った。それに比べて愛媛はボールホルダーへのチェックが厳しくて。あれだけ足元へのパスがほとんどだと、そりゃ狙われるよね。

 縦にパスが入れば、その時点で守備の選手を置き去りにできるから、自然と数的有利になる。この試合みたいにそこをケアされれば横パスが多くなるのは自然。横に揺さぶっていても、なかなかフリーにはなれないけど、サイドで1対1のシーンは作れる。そこで勝負させる形を作りたかった。どうしても大竹とそーたんだと中央に寄りがちなので、そこをピッチ内で修正できなかったかなと。

 中盤の距離感が良くなかったのは、今野が不在でDFラインが押し上げられなかったことが大きかった気も。せめてもう少しボールが走れば状況は違ったかもしれないけど、それは言っても仕方のないことで。

 また、パスが回らないなら、裏を取りに行く手はあるけど、そこを狙ってるのは羽生だけ。セザーは中盤に落ちてくるし、サイドに流れたがる。大竹はボールに絡めばゴール前に行けるけど、この試合では消えてた。そーたんはゴールは素晴らしかったけど、それ以外のシーンではあまり前を向けなかった。

 だから、交代策は結果はともかく悪くなかった。あのまま試合を進めていても何も変わらなかっただろうし。愛媛の選手が大きくないので、平山か高松がいればなあとは思ったけど…。3枚目は前目の選手が残ってない状況で、森重を1列上げる可能性を考えれば、スピードある徳永をCBに入れるのは間違ってない。

 きっちり守ってくるチームには結果が出てないのは、まだ変わってなくて。うまく守っていても1点を取られることはあるわけで、何とか2点目を取れるチームを早急に作らないと、昇格が危うくなる可能性はある。

 ここからの5試合は熊本、徳島、水戸、岡山、鳥取の順。後ろ3つは確実に勝ち点3を取る必要がある相手。てこ入れを考えるなら、次の熊本戦の結果で決めないと駄目だと思うけどね。

 それでは採点です。

権田 5.5 失点シーンだけなんだが、あれは仕方ないのかなあ…
徳永 5.5 ミスもあったけど、攻撃に入った時の迫力はあると思う
森重 5.5 全体的にはよかったが、油断からピンチを招くシーンも
ノース 5.5 事実上の初出場。対人は強そうだが、足元の技術は?
中村 5.5 攻撃に出て行くタイミングは良い感じ。 守備もまずまず
高橋 6.0 展開するパスには課題があるが、アシストはうまくいった
梶山 5.5 前線が低調で、それに比例してパスの精度を欠いていた
大竹 5.0 交代までほとんど目立つシーン無し。流れ呼ぶプレー欲しい
田邉 6.0 ゴールは素晴らしいが、それ以外はボールロストが目立つ
羽生 5.5 自分の走りは良かったが、若者を走らせるようにしたい
セザー 5.0 1トップとしては不十分。守備は一生懸命やっていたけど

谷澤 5.0 低調な流れに巻き込まれる。ボールをもっと呼び込みたい
石川 5.5 復帰初戦としては上々。FWとして使う手もありそうだが…
椋原 5.5 まずまず。ファウルスローを取られることが多いのは注意

大熊 5.5 試合の中でできることはやっていた印象。小平で何を準備していたのかは、今ひとつわからない面もある…

2011.06.05

ドロンパさん、ローラーブレードで転ぶ

 試合は選手コメントにもあるように、前半からうまくいってなくて。相手に決定機を与えていたわけじゃないので、のらりくらりと1-0で終えられればよかったかも。今のベンチだと追いつかれて終盤に投入する選手がいないのは確かなんだけど…。

 で、まずは動画から。ハーフタイムに東京ドロンパさんが登場。調子よく振る舞っていたのですが…。

 1:45過ぎにアウェイゴール裏に近づいたときに事件が…。

2011.06.02

京都戦は自宅で見てました

 やっぱりテレビ観戦だと筆が進まなくなる。ここでは見て感じたことを書いてるのに、テレビだと見えない範囲が多いからなのかな…。

リンク: これまでのうっ憤を晴らすように大量4得点で勝利!.

京都 1-4 FC東京

 快勝だったのは間違いないないのに手放しで喜べないのは、京都の守備があまりにひどかったから。1点目はともかく、2点目はCKであれだけフリーな選手を作ることはありえないし、3点目は完全にクリアミスだし、4点目は人数はいるのに誰もボールに行かない…。守備から入ってくるチームだったら、もう少し難しい試合になったんじゃないかと。

 それでもチャンスにきっちりと決めて4点取ったことは、今後の試合に向けてプラス材料なのは間違いなくて。次節の愛媛戦できっちり勝てれば、上昇気流に乗れるんじゃないかと期待しているところ。

 この試合のフォーメーションは4-4-2だったけど、役割的には4-1-4-1というか、4-1-3-2みたいな感じ。2ボランチなんだけど、高橋は守備の比重が高くて、梶山を前に押し出す形。登録上はFWだった羽生はフリーマン的な役割。自身のコメントにもあったけど、前線の選手を動かすためのスペース作りに専念していた。そーたんと大竹は中に絞ってくるけど、その分、時折見せる徳永のオーバーラップが効果的だった。

 攻撃はスペースに飛び出すというより、梶山、そーたん、大竹が簡単にはボールを取られないというスキルを生かして、足元への縦パスを入れていき、中央突破を目指す形。セザーもワンツーをもらいたいタイプだから、前線の選手の特徴を生かすという意味では正しい。そーたんと大竹に「コーナーポストに向かって走れ」と言っても仕方がないわけで。

 そーたんに攻撃のスキルがあることはみんな分かってたはず。ショートパス主体のこういう戦い方をするなら、欠かせない選手になれるかもしれない。ただし、石川が帰ってきて、ペドロが帰ってきたら、監督はサイドからの速い攻撃を志向する可能性はある。そのときに存在理由を見せられるかは課題だろうね。

 守備は、序盤は高橋が硬かったなと(汗)。ボールに行くところとスペース埋めるところの判断が微妙で、徳永ボランチの方が安心して見ていられる感じは否めなかった。まあクレバーな選手なので、徐々に落ち着いてきたけど。権田がビッグセーブをいくつか見せたのは地味に大きかった。

 あと、大竹の守備がずいぶん改善されていたのが印象的。以前もポジションは取れてたんだけど、ボールを奪いに行く部分で見劣りがしていた。この試合ではスペースだけじゃなくて、人にも行けるようになっていた。「ボール取るぞ」という気迫なんですかね…。

 次節は愛媛と駒沢で対戦。ここは現地で観戦できそうなので、採点を含めてきっちりレビューしたいなと。

 去年の愛媛は堅守速攻という感じだったけど、今年はここまで10得点9失点。最終ラインは怪我人もあって安定しないけど、斉藤学を獲得した攻撃陣はなかなかの破壊力。どういう感じで戦ってくるんですかね…。

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