« いや、あの、皐月賞なんですけどね | トップページ | 自転車のタイヤ変えました »

2011.04.26

2011年J2第8節千葉戦採点「割り切り」

Dsc00332

Dsc00336

Dsc00358

Dsc00367

Dsc00370

Dsc00373

Dsc00376

Dsc00380

 皐月賞で5頭を挙げて、3頭が掲示板に載ったのに、馬券は一つも当たらなかったいおぞうです。こんにちは。

 フクアリではショックというか、笑うしかない結果になってしまいましたが。

リンク: 決定機は作るもののチャンスを活かせず。3失点で敗戦 .

千葉 3-0 FC東京

 試合を見ていた人はわかると思いますが、細々とした批評をするより「オーロイすげーな」という試合でしたね。

 それでも前半は両チームとも狙い通りの展開で進んでいた気がする。東京はオーロイに高さでは勝てない前提のもと、セカンドボールを拾う作戦もうまくやれてた。切れていた谷澤を中心にいくつかいい攻撃もあったわけで。

 後半に入ってロングスローから、規格外の高さで押し込まれた1点目がすべてという試合だったなと。自らのストロングポイントで勝ちきった千葉に対して、攻めきる形ができなかった東京の完敗だった。

 千葉のように割り切った戦い方をするチームはJには少ないけど、2部リーグでみんなが「いいサッカー」を追求するのもどうかとは思うし。簡単に点が取れる方法があるなら、それを狙うのは間違ってない。今回やられたミリガンからオーロイというホットラインはJ2では屈指の存在になりそうで、今年の千葉はやっかいだなと。折り返しの対戦では、オフサイドがないロングスローを入れられるよりは、FKやCKを蹴らせた方がいいかも。

 あえて言うなら高松→大竹という交代は、アウェイで昇格争いのライバル相手に0-0で後半30分過ぎという状況を考えると、ちょっと積極的すぎたような。千葉にはファン ゲッセルという190cmを超える選手も残ってたから、ノースを入れて高さ対策をする手はあった。椋原か巧に替えてSBに入れても面白かったかと。

 セザーのドリブルはこのレベルでも通用するのは分かった。どうやって戦術に組み込んでいくかは難しいところだけど。基本的にスペースがあった方が生きるタイプで、外に張りたがるから(そこから中に切り込むパターンはある)、1トップ向きじゃないし、中でボールを捌ける相方役の選手も必要。だから練習試合で見せるように大竹が合うんだろうな。ほんとはルーカスみたいなタイプ(いないけど)と組ませるといいのかもしれない。

 あとはいくつか気づいたことを。

 攻撃は平山が離脱してからの時間が少なかった割には整備されていたかな。あまり梶山にボールが入らなかったことや、調子の良かった達也を生かし切れなかったことは課題だけど、前線が流動的に動いて崩していく狙いは見えた。ここは試合を重ねればもっと良くなりそう。

 まあ、ボランチが米本、徳永という組み合わせだと、やっぱり展開力には欠ける。サイドチェンジで相手を広げておいて中央を突くという形は少なかった。これは梶山を1列上げた以上は仕方の無いこと。ヨネを軸に相手次第でボランチを組み替えていく考えがあったと思うけど…。

 米本が長期離脱必至で、ホベルトも怪我(?)でいないなら、守備ができる徳永は当面ボランチに固定されそう。平山不在の間は梶山を戻す考えは大熊さんにはないだろうから、羽生か高橋が穴を埋めることになるのかな。ボールが収まる選手を前に置きたいのが大熊さん。梶山の代わりに長いパスが出せる上里が使われないのは、おそらく監督が守備に不安を感じているため。小平の練習を一回見れば、それは監督の叱咤ですぐに分かる(笑)。大熊さんのボランチ選びは「守備型+相手に合わせて」という感じ。攻撃を重視する試合なら先発起用もありそうだけど。

 ここからゴールデンウィークで試合間隔が詰まってくる。戦術面でそう大きな手直しはできないが、なんとか勝ち点を拾っていかないと、どんどんプレッシャーがかかる状況になりかねない。まずは札幌戦できっちり勝つことが重要だろうな。

 それでは、採点です。

権田 5.0 1点目はともかく、2点目は何としても防がなければならない
椋原 5.5 深井にはほとんど仕事をさせなかった。攻撃も合格点だった
森重 5.5 うまくオーロイと相対していたが…。もっと縦パスを入れたい
今野 5.5 オーロイ以外には貫禄の守備を見せる。最後は前線に上がる
阿部 5.5 攻撃よりも守備に重点を置いた。開幕戦より安定していた
徳永 5.5 不用意に取られそうになる場面もあったが、守備は良かった
米本 5.5 あのシーンまではよくやっていたが…。怪我が軽いことを祈る
梶山 5.5 ボールが入れば脅威になる。ここにボールが来ないのが問題
谷澤 6.0 チャンスにことごとく絡んだが、決定的なシュートを外した…
鈴木 6.0 シュートまで行けていたし、もうちょっと引っ張ってもよかった
高松 5.5 怪我明けの公式戦としてはまずまず。前を向いて仕事したい

羽生 5.5 バランスを取る仕事。もっと攻撃的な位置で使いたい気がする
セザー 5.5 ドリブルは効いていた。あとはどうシュートを打っていくか
大竹 --- もっと見せ場を作らなければ、交代選手の意味がない

大熊 5.0 オーロイ対策はまずまずだったが、選手交代がうまくいかなかった。ゲームプランがちょっと甘かったかも

« いや、あの、皐月賞なんですけどね | トップページ | 自転車のタイヤ変えました »

サッカー」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。セザーは楽しみな存在だなあ、と思います。やはり外国人は使ってナンボ、じゃないでしょうかね…。羽生とか早い判断が出来てパス&ゴーが出来る選手と、サイドが絡んで攻撃を組み立てれば、あとはみんなそれぞれがゴールを決めるチャンスが出てくると思います。まだこれから、と信じたいですね。

>猿江町のBAさん
セザーは面白いと思いますよ。ドリブルで入っていった時にワンツーができる選手が欲しそうですが。完全に押し込む展開なら、大竹をトップ下に入れてもいいかもしれません。

あとは羽生がキーマンなのかもしれませんね。ああいう動きをする選手は、ほかにいないので。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2011年J2第8節千葉戦採点「割り切り」:

« いや、あの、皐月賞なんですけどね | トップページ | 自転車のタイヤ変えました »