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2010.04.28

広島の槙野がやったPKの元ネタ動画

 ACLでまた広島が変わったPKやったみたいですねw

リンク: J's GOAL | J'sGOALニュース | 【AFCチャンピオンズリーグ2010 広島 vs 浦項】試合終了後の各選手コメント.

●槙野智章選手(広島):
「あのPKはアンリ選手(当時アーセナル)がやっていたのを見て、真似したもの。アンリの時は外したけれど。タイミングが合わずに。

 そっちのPKは見てないけど(汗)、元ネタは当時見ていたので、すぐに気付いた。探したらニコ動にありました。

 さらに遡るとクライフに繋がるとは知りませんでしたが(笑)。

2010.04.25

第8節G大阪戦感想 「精度」

 今年、リーグ戦のテレビ観戦は今節が初めて。例によってテレビ観戦の場合は、採点しません。

リンク: 前半のチャンスを活かせず、後半に2失点を許し敗戦 .

G大阪 2-0 FC東京

 まあ、Twitterのログを時系列で見直せば何が起こっていたかよく分かるw

 試合開始から、3バックのG大阪に対して、WBの裏のスペースへ執拗にボールを入れていく東京。ジャブみたいな攻撃だけど、これが効いてポゼッションは取れるようになっていく。

  • 3バックの裏を狙う感じですね posted at 17:14:28
  • 北斗の中へ行くタイミングだよなあ。回数はいいけど posted at 17:20:10
  • @yocchifootball 先に入っても厳しいので、スペース作って行きたいですね posted at 17:24:28
  • まあこのペースで焦れずにやることだよ posted at 17:27:10

 ナオとリカルジーニョを走らせる形なんだが、崩しても中が薄い。北斗はサイドから攻める感じじゃない。中に入るのは悪いことじゃないが、タイミングが早すぎたり遅すぎたり。

  • オフサイド多すぎだw posted at 17:36:40
  • @uccblackmuto 正直、パッとしない試合ですからねw posted at 17:41:05
  • なんか、梶山を入れてからどうなるかという試合になってきたなw posted at 17:49:24
  • 向こうも同じことを考えている模様w RT @emillimeter: 遠藤・ルーカスをどこで出してくるか… 向こうで梶山ボランチ⇒はにゅ~さん前へ、とかされると厄介なことになるな。 posted at 17:54:06
  • 向こうが先に動いてきたな posted at 18:02:49

 で、決めきれないまま、前半終了。ナオがエリア内で倒されたのはPKだと思うが…。少なくともCKという判定はあり得ない。リカをサイドに出して赤嶺投入が良いんじゃないかと思っていたら、先にG大阪が遠藤とルーカスを投入。

 後半はああいう試合になってしまい、一言しかつぶやいてない。テレビの前ではリカのあれに頭を抱えていたり、梶山投入に萌えていたりした。

  • 現地組、ご苦労さまでした posted at 18:52:35
  • 後半は手詰まりだったな。梶山が入った時には、もうナオがフレッシュじゃなかった。 posted at 18:57:28
  • @tokyo12_net 去年は1点は取れてましたからね。今年の手詰まり感はちょっと重症かも posted at 19:08:48
  • リカのあれは余計だったよな…w posted at 19:13:15
  • @tokyo12_net 去年の攻撃は荒削りな感じがあったけど、磨けばなんとかなるという気はしたんですよ。今年はこぢんまりしちゃってる感じ。 posted at 19:18:23

 試合後のやり取り。何というか、サッカーが年寄り臭いんですよね。ちょうどG大阪が開幕直後にやっていたサッカーみたいな感じ。ポゼッションはできるけど、それだけ。理屈は分かっていても、それを超えるプレーが出ない。積み重ねでいろいろ磨いていったら、削れすぎてしまって尖ったところがなくなったと言うか…。

  • 短いぞ… 【J1:第8節 G大阪 vs F東京】城福浩監督(F東京)記者会見コメント http://bit.ly/dtUboq posted at 20:28:16
  • そして「中には考えられないシュートミスもあったが、それも含めて実力だと受け止めたい」 怖いよ… posted at 20:29:05
  • たぶん泣かされてると思いますよw RT @kenji_h: リカが家出しないか心配だw RT @iozo70: そして「中には考えられないシュートミスもあったが、それも含めて実力だと受け止めたい」 怖いよ… posted at 20:35:57
  • 確かにテレビで見ていて、目つきが尋常じゃなかった RT @mehitsuji: 怖い・・・終盤の浩の顔も怖かった・・・ RT @iozo70: そして「中には考えられないシュートミスもあったが、それも含めて実力だと受け止めたい」 怖いよ… posted at 20:36:55

 監督会見は怒り心頭だった模様。押してる時間帯に1点取っていればという試合でしたから。それに「考えられないシュートミス」もあったわけで。ただ、遠藤とルーカスが入ってくることは想定の範囲内だったのに、そこでペースを握られたのはちょっと…。

 選手コメントを見ると、「精度が足りなかった」というのが目立つ。ここに妙に違和感がある。精度を求める余りにチャレンジが許されない感じがあるんじゃないか。「自由という名の縛り」があるようにも。だから、精度ではっきり上回れる下位チーム相手に勝てても、同レベルの精度しかないチーム相手だと窮屈なサッカーになってしまうのは、そこに原因があるような気もして。確度が高いプレーを優先して選択していったら、足元から足元へのパス回しになってしまうよ。

 メンバー選考を含めて変えたいことはいくつかあるんだけど、それは別の記事で。

2010.04.21

第7節京都戦採点「足りないモノ」

 試合開始前にコンコースでばったり高校の同級生に会う。子供がチアをやっていて、イベントに登場するので見に来たとのこと。10年以上会ってなかったのでびっくりしたw

リンク: 先制を許すも重松がPKを決めて同点、その後も猛攻を仕掛けるも追加点を奪えずドロー .

FC東京 1-1 京都

 試合から時間も経ってしまったので、ちょっと視点を変えて書いてみる。

 ゲキサカに載っていた石川のコメントを一部引用。「中盤とFWの間があいている。そこに、去年は羽生さんが入っていたけど、いまは(羽生が2列目からボランチに下がったため)そこに入る人がいない。僕が入ってやるのか、どうするのか。」

 このネタ、のんびりしているうちにエルゴラに書かれちゃいましたが(笑)、ちょっと触れておきたい。去年の機能していた時期、前の4人は平山、カボレ、石川、羽生という組み合わせで、ボランチが梶山、米本だった。ディフェンス時に3ラインをセットするのは今年と変わらないけど、攻撃では典型的なパターンがあった。例えば平山が引いてきて受けると、それを「スイッチ」にして、石川やカボレが飛び出していき、落としたボールは羽生や梶山、米本が受けて展開する、みたいな。

 要は流動的な攻撃を作り出す黒子役となっていたのが2列目に存在する羽生だったと。千葉時代のようにどんどん前へ飛び出す訳じゃないから、あまり目立たないけど、ほかの選手が動きやすくなるスペースを生み出す動きが効いていたのは確か。特に自由に動く石川との組み合わせが絶妙で、実質的には4-2-1-3っぽい形で攻撃していることも多かったかと。

 今年は左サイドに松下か北斗が入っていて、それぞれに良さはあるけど、それをうまくチームに還元できてない印象。誰に点を取らせるのかがはっきりしない。平山に点を取らせるなら、きっちりいいクロスが入るような組み立てが必要で、そこを期待して松下なんだろうけど、そもそも松下がクロスを上げる展開になってない。北斗が入れば前への推進力とミドルを期待するけど、周りはそれを引き出すような動きができてない。

 この試合では、平山とリカが何もできなかったけど、中盤の組み立てが無策だったのも大きい。逆にFWへのマークが厳しいのだから、ボランチやSB、CBの攻撃参加で変化を付けなければ。

 攻撃陣の組み替えを示唆したコメントと、型にはめた攻撃が好きではない監督ということを考えれば、羽生の2列目復帰はありそうな雰囲気。練習試合に出場した梶山ももうすぐ戻ってくるわけで、そのタイミングでテコ入れがあるのかもしれません。

 それでは採点です。

権田 5.5 失点シーンはコースには入っていたが止められず
長友 5.5 後半開始で2列目に入ったがあまり機能しなかった
森重 5.5 そつなく守っていた。持ち上がって攻撃するシーンも
今野 5.5 攻撃のリズムが悪い時間にもっと攻めてもいいのでは
キム 5.0 スローインでマークずれてしまう。フィードは面白い
徳永 5.5 攻撃においても、もっと仕切る気持ちを出していい
羽生 5.5 徳永とのバランスをあえて崩すシーンがあってもよい
石川 5.5 裏への飛び出しに合わせたボールを要求したい
松下 5.0 セットプレーの精度が今ひとつ。サイドから崩したい
平山 5.0 マーク厳しいのは確かだが、シュート0本では…
リカ 5.0 ボールも来なかったし、たまに来ても見せ場は作れず

重松 6.0 こぼれ球に食いついて同点となるPKをゲットした
中村 5.5 前に行く姿勢でアクセントになっているのは確か
赤嶺 6.0 体張っていた。シュートまで持って行ける力がある

城福 5.5 交代選手が機能して何とか同点に追い付く。攻撃陣のてこ入れは必須。誰に点を取らせるのか、もう少しシンプルにした方がいいのかもしれない。

2010.04.14

オトナでもやってみたい!

 火曜日は夜に、子供用遊具施設として扱われているものに「大人も乗りたいぞ」という話題で盛り上がりましたw

  • Webから大人用の要望を…w RT @w4my: 一度でいいから遊びたいです…! RT @myuneco: わかる!大人借りしたいですよね! RT @teamssmkj 『東京ドロンパふわふわ』で思う存分遊んでみたいと思ってます。。。 posted at 20:58:43
  • @teamssmkj けっこうそういうふわふわ好きの大人は多いんじゃないでしょうか?w posted at 21:04:29

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  • あんなの大人もやりたいだろうにw RT @shimaneko3: ジブリの猫バスが子供だけだった時のショックときたら。。。 RT @iozo70: @teamssmkj けっこうそういうふわふわ好きの大人は多いんじゃないでしょうか?w posted at 21:17:14

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 自分のつぶやきしか載せてませんが、これらに入ってみたり、乗ってみたいという賛同者多数(笑)。

 「キッズday」はあるので、「オトナday」として、ふわふわを大人に開放したり、ピッチサイドで球蹴りさせたりする日があってもいいんじゃないでしょうか。

2010.04.12

第6節鹿島戦採点「上向きだが」

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スポボラ10周年おめでとうございます。そしてありがとうございます。

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200試合出場で両親から花束をもらう石川。なんとかワールドカップ出場を。

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まさか平山がPK蹴るとは。蹴りたいという意志を出したことは良かった。

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試合終了後に権田が倒れ込む。珍しく監督がピッチ内へ向かう。

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選手の表情は思ったより険しかった。もはや内容だけでは満足できないのだろう。

 前節の前半から、内容は明らかに上向き。ただし、6節終了時点で、勝ち点は8で、得点は5しかない。首位清水とは勝ち点6も離されている。今年は第12節で中断に入るけど、その時点ではきっちりてっぺんが見える状態にしておきたい。ちょうどいいことに、第12節は清水戦。この試合で学んだことを継続していきたい。

リンク: 開始早々に平山のPKで先制するも同点に追いつかれ、後半チャンスがありながら決められずドローに終わる.

FC東京 1-1 鹿島

 初めて非公開練習を2日連続で実施して臨んだ鹿島戦。4-4-2こそ同じでしたが、先発メンバーは結構いじってきました。ヨングンを左SBに入れて、さらに左MFに松下。FWは重松が初先発。右に走力のある石川、長友を置いて、左には展開力のある松下、ヨングンという対照的な両サイドの構成。DFには間に合わないと見られていた今野を置いた。ベンチに赤嶺、鈴木、リカルジーニョとFWを3枚控えさせた。守り勝つという意図はほとんど見られず、「撃ち合い上等」という布陣。

 鹿島対策として定番かつ効果的なのは、中盤で小笠原を消してしまうこと。大宮が4-1-4-1で小笠原をつぶしたのがその典型。しかし、この日の東京は重松を先頭にした前線からのプレスで、無理矢理、流れを引きずり込もうとした。計算ではなく、精神と肉体の力を合わせて、強敵を倒そうという意志がそこには感じられた。

 開始早々にCKからの流れで今野が倒されPK獲得。梶山不在で誰が蹴るのかと思えば、平山がボールへ向かう。試合後コメントを読むと石川と松下に断りを入れて蹴ったみたい。その後も、東京は出足が速く、鹿島に自由にサッカーをさせない。もちろんCKを連続して取られたシーンなどはあったけど、こちらの中盤も機能していたのでね。

 同点に追い付かれたシーンでは、右サイドに選手が釣り出されて、空いたスペースを小笠原に使われて、無回転シュート。権田が枠外に弾ききれなかったところを興梠に詰められた。防げる可能性が無かったとは言わないが、まあ仕方がない失点。

 後半は、ガス欠になるのかとも思ったが、右サイドの石川を中心にチャンスは作っていた。鹿島にも攻められたけど、互角以上に戦えていた。監督コメントにあった「12時からどちらに針を振らせるか」ということで言えば、この試合はテクニックよりひたむきさに針を振った試合。終了後にやりきった感が見られたのはよかった。

 試合ごとに良くなっているボランチは、この日は羽生が目立った。球際の強さもあったし、高い位置での攻撃でも効いていた。最後はばててましたが(笑)。強いボールでパスを入れられないという欠点はあるものの、あれぐらいボールを捌ければ十分。あとは人によって見方が別れそうだけど、松下が地味に役割を果たしていたかなと。セットプレーのキッカーだけでなく、ちょっとした動き出しとか、中へ入っていくパターンとか、テレビではあまり映ってないかもしれませんけどね(汗)。

 あとはリカでしょう。入団時の触れ込みは「スピードあるドリブラー」だったはず。でもこの試合で分かったのは、スピードやドリブルで勝負するのではなく、ゴール前のアイデアで魅せるタイプということ。あまりJリーグでは見ないタイプの独特というか、変なリズムを持っている。城福さんが大竹を外してリカを入れたのも頷ける。梶山と一緒に出たら面白そうだ…。

 ヨングンはW杯終了後に予想される長友の海外移籍も踏まえて左SBで使っているはず。すっかり忘れてましたが、今年プロデビューで慣れないポジションということを考えれば、よくやっている方かと。あとは前に付ける短めのボールをもっと丁寧に出せれば。

 最後に重松。プレスの起点としては貢献していたものの、ボールを持って前を向けるシーンはほとんどなかった。平山がポストとして割と低めの位置でボールを納めるなら、高い位置にボールを呼び込まないと怖さが出ない。前半のスペースが無い状況でどうするのかは課題だろうな。

 それでは採点です。

権田 6.0 失点はあったが、ファインセーブも見せた。脳震盪はちょっと心配
長友 6.0 新井場に苦戦したが運動量で貢献。最後は2列目で攻撃を担った
森重 5.5 可もなく不可もなし。守備はそつないが、アグレッシブにやりたい
今野 6.5 怪我明けとは思えないパフォーマンス見せる。東京の守備の要
キム 6.0 徐々にSBにも慣れてきた。鋭いミドルシュートやFKも披露した
羽生 6.5 中盤の攻撃の核として機能。接触プレーも厭わず。あとはシュート
徳永 6.0 パスミスもあったが、ボランチとして周りが見えるようになってきた
石川 6.0 躍動感はあるし、突破力もよみがえってきた。そろそろ得点欲しい
松下 6.0 気の利く動き出しは元G大阪っぽい。ゴール前へも何度か侵入
重松 5.5 できることはやっていたが、この試合は得点の臭いはしなかった
平山 6.0 ボールの収めどころとして機能。PK決める。惜しいシュートあり

リカ 6.0 リズムを変える存在になった。守備への切り替えも良くなっている
椋原 --- 時間短く、評価無し

城福 6.0 非公開練習の成果は確かにあった。モチベーション高く、試合に臨み、王者相手に互角以上の戦いができた。あとは勝ち点3が欲しかった。交代を1枠残したが、中盤のばて方を見ると、中村や鈴木の投入があったもよかった。

2010.04.06

東スポのサッカー面は侮れない

 東スポのサッカー面は意外と面白い記事が載るので油断できません。

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 月曜の東スポサッカー面は、日本代表の岡田監督ネタ。東スポは怖いもの無しだなw

 内容は2月25日に行われたNHKのインタビュー(W杯開幕前特番用)で、東アジア選手権について問われると、表情を一変させて、聞き手をにらみつけながら「今まで欧州組がいなくて代表が機能したことがあったか?」と開き直ったとのこと。逆ギレですね…。一ヶ月前の話が今頃出てくるのが、妙に信憑性が高そう。

 ちなみにこの場面は当然カットされるようですw

 そして複数の代表選手を抱える代理人は「選手間でも監督の言動は“おかしい”という話が出ている。選手から岡田監督は信頼されてない。逆に選手たちは“自分たちがやるしかない”と話している」とコメント。

 まあ、確かに今度のセルビア戦メンバーを見れば、監督の意識の中では東アジア選手権は無かったことにされてる気もします…。

 あと6月4日のコートジボワール戦が中止の危機にあるとか。試合開始時間でもめていて、田嶋専務理事がコートジボワール入りしたものの調整は芳しくないとのこと。最終調整試合だから、うまくまとまるといいのですが…。

2010.04.05

第5節川崎戦採点「暗転」

 日曜はどんよりとした曇り空で、自宅では午後からぽちぽちと雨粒が。そのため自転車で行くのを断念。自転車仕様のカバンに荷物を詰め込むまではしましたが。まあ結果的に悔しさと悲しさを共にしてくれる人たちと、試合後に飲めて良かったのですが…。

リンク: 前半から決定機を活かせず、ロスタイムに今野がゴールを奪い1点差とするも...敗れる .

川崎 2-1 FC東京

 前半はここまでのリーグ戦4試合、ナビスコ1試合の内容を考えれば、出色の出来だったと思うのですよ。東城主審がコンタクトには甘くて、フィジカル強い選手に有利な笛だったこともあって、中盤で徳永が効いていたのが大きかった。で、4-4-2対4-3-3だから、そもそも中盤で1人多いのに加えて、平山が落ちてきてボールを捌くことで、羽生、北斗、ナオのどこかが空きやすく、それをうまく使えていた。

 主導権を握っているうちに、同点に追いつけていれば、全く違う試合展開になったのでしょうが、決定的なシュートはポストとバーに嫌われるという…。特に羽生のシュートは川島が一歩も動けなかっただけに惜しかった。

 後半、その他はこれから書き足すとして、とりあえず採点です。

権田 5.5 失点は仕方ないが、その後は決定機をよく防いだ
椋原 5.5 粘り強く守っていた。カウンターのピンチも守りきる
森重 5.5 安定していた。欲を言えば長めのフィードも欲しい
今野 6.0 後半は中盤に上がって、最後には意地の一発決める
長友 5.5 ボールに絡む回数少ない。もっと攻撃に絡みたい
羽生 5.5 この人が高めにポジション取れるとチャンスになる
徳永 6.0 前半はフィジカル生かして中盤を掌握。攻撃の起点に
中村 5.5 守備は不安もあるが、前向きに攻めてチャンス作る
石川 6.0 脅威になっているのは確か。課題はシュート精度だけ
鈴木 5.5 空走りで間接的にチャンス作る。あとは得点決めたい
平山 5.5 マーク厳しいが奮戦。シュート意識も高い。点が欲しい

キム 5.0 CBで初出場。ビルドアップ、マークの受け渡しに課題
重松 5.5 やる気は分かる。もう少し攻撃の起点になりたい
大竹 5.0 相手を背負うと厳しい。高い位置を取りたいのだが…

城福 5.0 前半の勢いを後半に繋げることができず。交代選手の選択、ベンチ入りメンバーの選考にまだ課題は残る。

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2010.04.03

ナビスコカップ第1節名古屋戦採点「フィジカル」

 会社を18時過ぎに抜け出し、きっちりキックオフから観戦。昼頃から「今日は国立?」とか言われてました。ここまで浸透してくると、逆にいろいろやりやすくなってくるなw

リンク: ロスタイムに重松が2戦連発の同点ゴールを決めて、ナビスコ初戦はドローに終わる .

FC東京 2-2 名古屋

 先発メンバーは左SBに腰痛の長友に代わってヨングンが入って、CBは膝が完調でない森重の代わりに平松。あとFWには鈴木が入った。

 なんていうか、ダニルソンのフィジカルは凄いね。中盤で徳永は戦えてたけど、羽生と北斗は体寄せられるだけで分が悪くなってしまう。石川はダニルソンとのマッチアップはほとんどなかった。東京のサッカーの生命線はCBとボランチの4人で安定したポゼッションをすること。ここで一人交わせれば数的優位ができるものの、ダニルソンが効いていてなかなかそうはいかなかった。くさびのボールがあまり入らなかったのは中盤で劣勢だったから。平山へのマークが厳しいのもあるんだけど。

 それでも名古屋のシュートミスなどがあって次第に流れを引き戻す。20分頃から、羽生、平山、北斗、石川と右サイドから決定機を作る。でもチャンスの後にはピンチあり。羽生がボールを奪われたところから、前掛かっていたところをカウンター。マギヌンが浮き球スルーで、裏へ走ったケネディが権田の頭上を抜くループを放ち、先制される。DFの人数は足りていたけど、裏への意識が足りなかった。まあ冷静に考えれば、ここまで名古屋にも決定機はいくつもあったわけで仕方ないかなとも。

 後半は守備面で精彩を欠いたプレーだった羽生を下げて、森重を投入して今野を1列前へ。城福さんは試合後インタビューで「攻撃的なオプション」と言ってたけど、この発言はストレートには受け取れないな。劣勢だった中盤のてこ入れだったことは明らかだけど、ボールの奪い合いを重視したような気がする。

 それなのに、開始直後に平松がPK取られるという…w

 あのプレー、足を払いに行ったようには見えなかったけど、エリア内で足掛かっちゃいましたからね。でも権田が見事なPKストップ。コースはやや甘かったにしろ、それなりに威力のあるボールをきっちり弾き出した。これで勢いが出るのかと思いきや、意外とそうでもなく試合は進行。重松も前線からボールを追い回すものの、攻撃面ではあまり貢献できない。

 こういう時に頼りになるのが今年開通した石川-平山のホットライン。再三、裏への動き出しを狙っていた石川へ徳永のロングパスが見事に通り、ゴールライン際まで持ち込んでグラウンダーで折り返したところをきっちり平山がゴールへ流し込んだ。ああいうマイナスの折り返しを合わせるのは平山はうまい。

 2失点目はFKから。長いボールをゴール前に入れられて、こぼれ球を千代反田に蹴り込まれた。確かに平山がヘッドを空振りして後ろにボールが行ってしまったことも大きいけど、ファーで待っていた闘莉王を平松が外しちゃってる。現地では全然分からなかったけど、録画見たらあのシーン全体的にDFがボール見てしまって受け身になってた。

 この後は、ボールこそ回るものの、決定機らしい決定機がないまま、時間だけがじりじり進む展開。投入されていた大竹も低い位置ではボールに絡めても高いポジションが取れない。この展開でロスタイムに同点に追い付くからサッカーは分からない。

 92分に左サイドから重松がゴールに向かってドリブル開始。大竹が良いポジションにいてワンツーでエリア内に進入。ここで相手GKの脇を抜いて同点ゴール。負け試合で勝ち点1を拾って、さらに同グループの首位候補から勝ち点2を奪い取る価値ある一撃だった。

 名古屋は「強い」とは思わなかったけど、ポテンシャルは高いように感じられた。特にセンターラインのフィジカルの強さはJ1随一。中盤に機動力のある選手が1人いたら、攻撃は手が付けられないな。ただ守備は切り崩せそう。この日の得点シーンのようにサイドをえぐればチャンスになるし、CBもSBもそれほど速くない。

 東京はこのメンバーでフィジカル勝負だとやっぱり難しいのかね。梶山と米本が入っているとずいぶん違うだろうし、この試合は長友もいなかった。高橋あたりが奮起してもらわないと。

 それでは採点です。

権田 6.0 失点シーンは何とかできたかもしれないがPKストップ
椋原 6.0 守備だけでなく、速めのクロスでも可能性をみせた
平松 5.5 きっちり守っていたが、失点時はマークあまくなった
今野 6.0 後半はボランチだったが、思ったほどボールに絡めず
キム 5.0 左サイドが攻撃の体をなしてないのはこの人の問題
徳永 6.0 ボランチで試合をこなすうちに視野が広がってきた
羽生 5.0 スペースが無い時に、フィジカルで圧倒されて不利に
石川 6.5 スピードを生かして、右サイドからチャンスを量産した
中村 5.5 内側に絞って攻撃して、決定機でゴールを脅かした
鈴木 5.0 スピードは見せたが、2トップはあまりうまくいってない
平山 6.0 マーク厳しいがまずまずのポスト。クロスから1点決める

森重 6.0 平松とのコンビも特に問題なし。きっちり守っていた
重松 6.5 何もできない時間は長かったが、価値ある同点ゴール
大竹 6.0 最後に高い位置に進入して、重松のゴールをアシスト

城福 6.0 追いかける展開で何とか結果を出した。そろそろきっちり先行逃げ切りという形を取りたい

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