帰ってシャワーを浴びたら、日焼けが凄いのに気がついた。ピッチ上はかなり大変だったはず。そうした厳しいコンディションの試合できっちり勝ちきったのは良かった。

駒沢だと観客に子供が少ない印象。味スタ近辺から子供だけで来るにはちょっと遠いのか?

後半開始の円陣。徳永が決まって遅れてくるイメージがある(汗)

ちょっとばたついたけど、3-1の快勝。20歳以下の選手は、権田、椋原、米本、田邊、大竹という5人が出場。使える選手がいれば、出場するので大丈夫です>JFA会長
注目ポイントは、これ以上ない笑顔のカボレ。写真を拡大して見ていただければ。
「絶好調男」石川直宏。ちょっとあのシュートにはしびれた。
FC東京 3-1 清水
リンク: 勝たなければいけない試合で、3得点をあげて勝利!予選突破を果たす .
攻撃で重要な役割を果たしていた平山が出場停止。ボールを収めて捌くという役割が期待しづらいカボレと近藤の2トップの代わりに、時間を生み出したのは田邊だったかなと。
梶山は懐の深さとフィジカルの強さを生かした「ぬる」っとしたキープだけど、田邊の場合は、「ひょい」っと相手を交わして、スペースを生み出していく感じ。緩急をつけて間合いをコントロールして、相手を斬っていくというか。
石川やカボレなど前への速さを生かすタイプが多いだけに、ゆっくりプレーできる選手は意外と重要。シュートやラストパスのタイミングなど、相手DFと正対した場面での課題はあるけど、順調に育っていけば面白い選手になりそう。大竹はもちろん、羽生もうかうかしてはいられない。守備は後ろの徳永が苦労していたので、修正が必要だろうけど。
カボレはあのシュートが決まるのだから、スランプは脱したかな。去年はブラジル人にしては珍しく暑さに弱そうに感じたので、コンディションをキープしてもらいたい。
で、タイトルに書いた“若頭”梶山と“鉄砲玉”米本の話。
この試合では米本が幅広く動いて、前線から面でカバーする一方で、DFラインの前に構えて、ボールの交通整理をしつつ、相手がカウンターで来た時に急所をピンポイントで押さえていた梶山(特に前半)。足首のコンディションが良くないことも影響しているはずだけど、米本など周りの選手を動かして、上手く守ろうという意識が見えた。
といっても、鉄砲玉に「あれやれ、これやれ」と言うだけではない。米本を自由に動かすだけでなく、微妙なポジションで見守っているのだ。米本がパスの出し所に迷うと、「そこにいる」梶山がすっと現れてボールを回収。若頭というか、叔父貴というか、「ケツは持ってやるから、しっかりやれ」という雰囲気。そういえば、この試合のメンバーだと、梶山はもはや若手選手じゃないんだよな…。
米本は試合に慣れてきて、攻撃面でやりたいことが増えている印象。その分、パスミスも目立つけど、高卒ルーキーということを思い出すのは、シュートミスして頭を抱えている時ぐらいなのは凄い。
最後に、赤嶺のPKですが。ゴールから遠ざかっていくプレーでPKもらえたのはついてたけど、それだけに外しそうな予感がしたのは、自分だけだったのかなあ?(汗)。去年の天皇杯の時は不安よりも決めそうな感じがしたんだけど(笑)
石川の最近の口癖は「積み重ね」だけど、開幕時と比較すれば、上積みは明らか。リーグ戦の巻き返しも期待できそうだ。
それでは採点です。
権田 6.5 概ね安定したプレー。PKストップは値千金だった
椋原 5.5 守備は良かったが、ビルドアップでの貢献が少ない
ブルーノ 6.0 膠着した状態を高精度ロングフィードで打開した
平松 5.5 PK与えた以外は、守備で破綻したシーンはなかった
徳永 6.0 守備で田邊との連携に苦労したが、何とか守り切る
米本 6.5 パスミス多いが、幅広く動いて攻守に目立っていた
梶山 6.0 守備重視のプレーも、きわどいシュートを放っていた
石川 6.0 ゴールは最高も、ボールタッチはいつもより少なめ
田邊 6.0 攻撃のリズムを変える存在として機能していた
カボレ 6.0 ヘッドでGKを越す見事なシュート。他はそこそこ
近藤 6.0 シュートは1本だったが、体を張って頑張っていた
鈴木 6.0 スピードを生かして、チャンスを何度も作っていた
赤嶺 6.0 PK奪取はもうけものだったが、2回目は決めた
大竹 5.5 最近、入った時間帯に攻める必要がないのは辛い
城福 6.5 勝つしかない試合をきっちり勝ち切った。クローズに行かないのは、信念なんだろうな。
次は名古屋。苦手意識はないチームだし、今年はまずベスト4以上を目指そう。でも、どうして1位通過すると、最初がホームなんだろう? ホームアンドアウェーは2戦目がホームが有利だとされているのに…。