梶山を1列上げたのは…
2009年バージョンの城福東京の特徴は、梶山が2列目に入ること。
リンク: 梶山変身!司令塔コンバートでゴール量産.
今季のFC東京は縦に速いだけでなく、より高いレベルのポゼッションサッカーに挑戦中。その改革の目玉がキープ力ある梶山の司令塔コンバートだ。城福監督は「4得点はいい指標。ゴールを意識できてる」と“変身効果”に納得顔。練習試合はボランチで出場した川崎F戦こそ1―4大敗だったが、トップ下でプレーした試合は5勝1敗と結果もついてきた。
2008年の「平山1.5列目」というオプションもそうだが、カボレや羽生を走らせるためにも、前目にキープ力のある選手を置きたいようだ。4-4-2のボックス型で2列目が内に絞り気味にして、サイド攻撃はSBが担うというのも、「梶山を内寄りの高い位置に置きたい」という狙いなら分かりやすい。
攻撃を重視して梶山を前に押し出すという発想は、これまでも何度か試行されていたけど、あまりうまくいかなかった。理由は単純で低い位置からの展開力が無くなってしまい、梶山の位置までうまくボールが運べなくなるから。で、梶山が下がってきて、元に戻ってしまうという事態に。
ということで、今年のポイントは「ブルーノが機能するか」に違いない。去年の数少ない出場試合を見た感じ、攻撃面ではそんなに心配していないが(長いボールも蹴れるし)、問題は守備とキープ力。相手チームが間違いなく、ここを狙ってくるのは明白なのだが、去年みたいなビルドアップだとまずいような気はするんだよな…。「(マークが厳しくても)とりあえず梶山に渡して」みたいなパターンは通用しないだろうし、去年の守備もあんまり良かった印象がない。現時点だったら梶山の方が当たりの強さとボールを絡め取る部分で守備はうまいと思う。
と、ネガティブに書いているが、それは期待が大きいことの裏返しだ(笑)。おそらくポジションはかなり流動的で、「なぜ、おまえがここにいる?」という得点シーンが見られそう。Jの既成概念を破壊するようなサッカーを展開してくれると面白そうだ。
早く開幕にならないかな…。
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