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2008.12.31

天皇杯準決勝柏戦採点  「諸行無常」

 2008年のFC東京の試合がすべて終了。いろいろなことがありましたが、それは2009年のネタとして取っておいて、まずは最後の試合を振り返ろう。

リンク: 鈴木のゴールで先制するも、終盤に逆転を許し敗戦、決勝進出ならず.

FC東京 1-2 柏

 監督の試合後インタビューでも触れていたとおり、前半の内容は悪くないどころか、良い部類のものだった。2点目が取れていれば、おそらく楽勝だったと思う。

 「ちょっと細かいな」という攻めはあったけど、負けられないカップ戦としては及第点の出来。柏のサイド攻撃は封じていて(特に太田側は)、梶山が前に出ることで4-4-2らしい攻撃の起点になっていた。そういう状況で生まれた鈴木の先制点。あれは柏にとってはショックだったはず。FWはカボレはスピードで見せ場を作っていたし、赤嶺のポストはうまくいっていた。

 後半開始からのフランサ投入で、微妙に流れが変わった。とはいえ、同点ゴールを決められるまでは、ボレーを吹かしたり、ボールを追いかけなかったりで、目覚ましい活躍というほどではなかった。やっぱり、あのゴールを決められたのが大きかったかと。FC東京の選手は絶好機で枠に飛ばせなかったのと比べるとね…。

 同点に追いつかれた後で、「1-1で延長戦もOK」と割り切れればよかったのだが…。

 後半から一緒に見ていたこの人と「この試合はやっぱりエメ次第でしょうね」などと話していたら、そのエメが後半37分に決定的なチャンスを外す。3人のDFをを引きつけた梶山がこれ以上ないパスを送ったんだが…。最近の試合では一番いいエメに見えてたのに。さすがにこの瞬間はちょっといやな予感がした。それまでは絶対勝てる試合だと思ってたけど。

 決勝点は…。あれを決められたら仕方ない。

 試合終了後は悔しさというより、脱力感や虚脱感で一杯に。「まだ2008年は終わらない」と確信していたからだろう。2008年は「面白いシーズン」でした。2009年はそれに結果が付いてくることを望んでいます。

 それでは、今シーズン最後の採点です。

塩田 5.5 ファインセーブもあったが、結果的に2失点
徳永 5.5 イエローが出てから裏を狙われた印象。攻撃は?
藤山 5.5 無難にこなしたが、パス回しで危ない場面も
佐原 5.5 いつもの佐原。ハイボールで負けないので安心
長友 5.5 攻撃は積極的で効果も高い。絞った時にどう守るか
梶山 6.0 いつもより高い位置で攻撃に絡む。守備にも奮闘
今野 5.5 ボール奪取は効いていたが、攻撃ではもう一息
鈴木 6.0 最初は空回り気味も古巣からファインゴール奪った
羽生 5.5 動きはあって積極的だったが、得点には絡めず
カボレ 5.5 スピードは脅威になっていたが、最後はバテた
赤嶺 5.0 ポストは機能も、決定機を決めないと赤嶺じゃない

エメ 5.0 決めようという意識はあったけど、宇宙開発に…
石川 5.5 まずまずの出来。パスが微妙に長くて合わず
近藤 --- 時間短く評価なし

城福 5.5 内容は良かったが、同点に追いつかれてから後手に回る。両FWに見切りをつける手はあったと思うが…。

 2009年は主力選手はほぼ残留を決め(赤嶺除く)、ここからの上積みを期待できそう。ナビスコカップは7チーム中2チームしか決勝トーナメントに進めないレギュレーションで、狙って取りに行くのは難しくなった。やっぱりリーグ戦で上位争いを続けて、タイトルを狙うべきだろうな。

2008.12.29

エコパまで行ってきた

 ガソリン代が下がったので、新幹線でも車でも費用はほぼ同じ。ということで、片道3時間のドライブをしてきました。とりあえず写真だけ先に上げておく。

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天気が良かったので、きれいな富士山が見えた。

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由比PAから振り返るとこんな感じ。あまりに気分が良かったので、屋根開けて走ろうかと思いましたが自重。

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臨時駐車場からてくてく歩いてエコパの駐車場を望む。大量に並んだバスは応援ツアーらしい。

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エコパに来たのは、イングランド-ブラジルを見た2002年以来。

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ゴール裏だけでなく、バックスタンド側もかなり埋まってました。

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コントラストをつけて撮ったら、冬じゃないみたいな空が(笑)

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試合前の整列。半袖の選手が3人います。

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試合終了後。佐原がずっとうつむき加減だったのが印象的。あとカボレもかなりがっかりした感じでした…。

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帰りはさすがに疲れたので、休憩を多めに取りながらのんびりドライブ。写真の富士川SAでかき揚げ丼を食べ、足柄SAで小一時間ほど風呂に入ったら、大和付近の渋滞も解消していました。

戦い済んで日が暮れて

Tokyo

 有馬記念が終わってから、東京駅近くの居酒屋に集合して毎年恒例の宴会。ここの人は、「アドマイヤモナークを2着と3着に置く」と言いながら、3着付けしか買っていない大失態で、打ち拉がれながら登場。こっちの人に「◎はマツリダだったけど、3連単で1-3-4着はあったのに…」と言ったら、「蛯名が有馬記念2連覇すると思う?」と笑いながら切り捨てられました。

 エアシェイディは買えても、アドマイヤモナークは買いづらい。中山実績があるといっても、条件戦を含めて「1-2-3-1」。確かに今年の日経賞は3着だったけど、マツリダゴッホとは4 3/4馬身差の完敗だったわけで。

 ただ、今年の有馬記念、競馬好き以外にはどれぐらい響いたんでしょうか? 競馬好きならダイワスカーレットの強さは一目瞭然だったけど、1番人気がすんなりハナを切っているのに、誰も競りかけに行かないってのはなあ…。ハギノカムイオーに競りかけるゲイルスポート(古いか)とか、ミホノブルボンの3冠がかかった菊花賞でハナをたたいたキョウエイボーガンとか、ああいう悪役がこの有馬記念には足りなかったかも。

 東京大賞典はどうしますかね。10頭立てで人気を買っても、有馬記念の負けは取り返せないので、去年の帝王賞の覇者ボンネビルレコードから買ってみようかと。騎手も的場大先生に戻るわけだし。

2008.12.27

さて有馬記念なんだが

 普通に考えれば天皇賞(秋)2着のダイワスカーレットと去年の覇者でジャパンカップ4着のマツリダゴッホ、ジャパンカップ1着のスクリーンヒーローの競馬。

 スクリーンヒーローを切れれば馬券が簡単になるので、ジャパンカップ勝ち馬で有馬記念を使った馬を調べてみた。このパターンは過去10年で5頭しかいなかった。

2006年 ディープインパクト→1着
2004年 ゼンノロブロイ→1着
2003年 タップダンスシチー→8着
2000年 テイエムオペラオー→1着
1999年 スペシャルウィーク→2着

 こんなに来ているとは(汗)。こうなるとスクリーンヒーローは切りにくい。鞍上もデムーロだし。

 マツリダゴッホは不得手の東京を使って、得意の中山なら切るわけにいかない。

 切るならダイワスカーレットかもしれないが、これまで7勝2着4回の馬を切れるのか? 1番人気であることを考えれば、3連単で2着と3着欄に置いて、消極的に買い目を減らしてみようかと。

 穴なら4枠2頭。エアシェイディは力を出し切った天皇賞(秋)で5着だったけど、得意の中山に変われば馬券の対象になるかも。フローテーションは速い展開でスタミナ勝負になった場合に浮上。騎手もいいし。

 あとは昨日もちょっと触れたドリームジャーニー。2500は長いけど、それを恐れずに前受けできれば可能性はありそう。ただ池添がそこまで腹を括って乗れる?

◎マツリダゴッホ
○スクリーンヒーロー
▲フローテーション
☆ダイワスカーレット
△エアシェイディ
△ドリームジャーニー
△カワカミプリンセス
△アサクサキングス

 馬券は馬連で◎からの流し。△に抜けてくれれば十分な配当がある。3連単はフォーメーションで買い目を削減しつつ買う予定。

主力選手と複数年契約へ

 今日のスポーツ紙は、FC東京が主力選手と複数年契約を結んでいるという話題。有馬記念は考え中。ドリームジャーニーを買うつもりだったけど、穴人気しそうな雰囲気で…。

リンク: 東京リーグ初制覇へ主力全員に複数年提示 .

 東京が来季リーグ初制覇へ向けて、主力クラスのほぼ全選手に複数年契約を提示していることが26日、分かった。クラブ側はシーズン終盤まで優勝争いに絡 んだリーグ6位の成績と、前身の東京ガス時代を含めたクラブ史上初の天皇杯準決勝進出を高く評価。10月中に契約更新した日本代表DF長友を皮切りに、こ の日までにMF梶山や今野ら主力選手に対し、最長3年間の契約延長を打診した。

リンク: 19歳大竹 異例の4年契約:365日FC東京.

 FC東京のルーキーMF大竹洋平(19)が新人としては異例の4年契約を結んだことが26日、分かった。11月下旬からクラブ側と交渉を重ね、25日深 夜にサインした。今季はリーグ戦23試合に出場し4得点。2012年ロンドン五輪を見据えた長期の契約提示を受け、納得の「クリスマス更改」で、飛躍への 足場をがっちり固めた。

 長友や梶山に複数年契約を持ち出したのは既報だったけど、主力選手は複数年契約で固めるわけか。戦力維持はもちろんだけど、契約切れで海外へ無償で持って行かれることや、国内移籍金制度の撤廃案への対策もあるのだろうな。

 新人が高卒の2人だけというのも、主力選手をキープできるという見通しがあったからか。でも外国人はどうなるんでしょう? エメルソンはいなくなるけど、ブルーノは残る? 新外国人はテスト中のナイジェリア人? アジア枠は?

2008.12.26

梶山残留へ

 プリマスはいろんな選手にちょっかい出し過ぎ。

リンク: 梶山 来季もFC東京 英2部プリマスに断り:365日FC東京.

 FC東京のMF梶山陽平(23)が今冬の欧州挑戦を凍結し、来季も残留することが25日、分かった。イングランド2部リーグ・プリマスと本格的な移籍交渉に入っていたが、代理人を通じて断りの連絡を入れ、この日までに東京側へ残留の意向を伝えた。今後は複数年を基本線に契約条件の細部を詰め、早ければ年内にも正式残留が決定することになりそうだ。

 来年もFC東京の10番は残留ということだ。トーチュウに出たので大丈夫でしょう。いずれ海外に行くだろうと思っているけど、今回のオファーは自重したのは正解だったのでは。日本人の中盤なら誰でもOKという感じだったし。

 、シーズン1点しか取れないセントラルミッドフィールダーはイングランド向きじゃない。来年は背番号ぐらい点が取れれば、もっといいオファーも届くでしょう。

 まずは、天皇杯副賞のACL出場権を獲得して、海外へのアピールを図ることから始めましょう(汗)。

2008.12.25

残る人と行く人

 今日は公式発表がいくつかありました。森村は水戸へレンタル、鈴木健は鳥取へ完全移籍ということに。どちらも頑張ってほしい。

 あとは佐原のレンタル延長が正式発表。

リンク: 佐原秀樹選手 期限付き移籍延長のお知らせ.

来シーズンにやり残したことがあり、FC東京でその目標に向かってプレーを
したいと思います。

 「やり残したこと」が何か気になるけど(優勝?)、来年も東京に残ってくれるのはうれしいこと。

 日刊スポーツでは「カボレが残留」というニュース。

リンク: 東京FWカボレが1年1億円で残留 - サッカーニュース : nikkansports.com.

東京のブラジル人FWカボレ(28)が、クラブ側と来季契約の更新で合意したことが23日、分かった。カタールや韓国など国内外の複数クラブから獲得の打診を受け、去就が注目されていたが、残留を決意。推定年俸1億円での1年契約となる見込みで、クラブ側は攻撃の軸として、10年シーズン以降も継続更新する方針を固めた。

 外国のクラブと競争になったら厳しいと思ってたけど、残ってくれるようだ。円高とはいえ、1億円でカボレほどのクオリティを持つ選手は採れないだろうし、うまく引き留めたものだ。

 新外国人は音沙汰がないけど、どうなるんですかね? アジア枠もあるしねえ…。

2008.12.24

天皇杯準々決勝清水戦採点 「Sniper」

 試合後に仙台で飲んでいて、「今年はおもしろかった」と再確認。面白かったシーズンを優勝で締めくくれば、副賞にACL出場権も付いてくる。

リンク: 先制を許すも、後半赤嶺の2ゴールで逆転勝利!準決勝進出を決めた!!.

清水 1-2 FC東京

 遅くなってしまったので、試合内容は置いといて、赤嶺の話を書くことにする。

 仙台では飲み会で「いおぞうさん、赤嶺好きだよねえ…」と言われた。「シュート数が少ない」とか「献身的なのに目立たない」とか「活かすのが難しい」としか書いていないはずなのに、見抜かれていたとは(汗)。

 でも赤嶺はフィリッポ・インザーギになれる可能性はあると13節の磐田戦で書いていたのを思い出した(笑)。日本人はイブラヒモビッチやドログバのような超人FWにはなれないだろうけど、インザーギの方向だったら近づける可能性はあると思うんだよな。セットプレーを含めたポジショニングの巧さだけなら、赤嶺は日本一のFWかもしれない。あとは裏へ抜け出してのゴールが増えればいいのだが。いつも裏を狙っている割に、抜け出してボール受ける回数が少ない気がする。

 そこで、赤嶺のリーグ戦12得点を振り返ってみる。

第3節京都戦 大竹のCKをヘッドで
第7節川崎戦 長友のクロスを右足で
第9節大分戦 CKを佐原が落としたところを左足で
第13節磐田戦 CKを佐原がシュート。こぼれを左足で
第13節磐田戦 カボレのクロスを左足で押し込む
第18節京都戦 エメルソンのFKを頭で押し込む
第23節柏戦 エリア外でパスを受け、右足で技あり
第24節大宮戦 石川のCKをヘッドで
第24節大宮戦 石川のラストパスを右足で流し込む
第25節川崎戦 左CKが抜けてきたところを左足ボレー
第27節札幌戦 長友のクロスをダイビングヘッドで
第33節新潟戦 大竹の左CKをヘッドで

 セットプレーかクロスをピンポイントで合わせた得点ばかりで、自分でボールを収めて打開するタイプじゃないのが明らか。だから1トップ(もしくは3トップ)だと持ち味が出ないのだろう。あとは上位チームからの得点が少ないのが気になる。まあ、使い方は難しい選手だ(汗)。トップ下がいるチームの方が良いような気もするし。でも、エリア内での仕事内容は素晴らしい。来年も東京でやってくれるといいけどね。

 で、天皇杯の試合について。

 前半は決定機こそあったものの、流動的にポジションを変える清水の攻撃陣を捕まえきれなかったり、カボレが封じられたりでペースを握られる。いつもよりカボレが内に絞った感じで4-4-2っぽい並び。

 後半になって守備のやり方を多少変えたのか、積極的にボールへ行けるようになり、右サイドを突破した鈴木がうまくPKをもらって同点。その直後のキックオフのボールを奪って、左サイドへ長友がオーバーラップ。ファーサイドへのクロスを鈴木が折り返して、「そこにいた」赤嶺が押し込み逆転。清水の攻勢をしのいで、FC東京としては初めての天皇杯ベスト4進出を決めた。

 佐原が退場にならなくてよかった…という試合だったかも(笑)。エリア内のハンドでカードが出なかったのは幸運だったよなあ。

 元旦国立まであと1試合、天皇杯優勝まであと2試合。準決勝は茂庭が出場停止で、さらに平山、カボレ、長友、佐原、羽生にカードがたまっているのはちょっと心配だけど、優勝できそうな雰囲気は出てきた。油断せず浮かれることなく元旦まで頑張りましょう。

 ということで採点です。

塩田 5.5 飛び出して触れないシーンがあった。失点は仕方ない
徳永 6.0 最近の好調を持続して、安定した守備を見せていた
佐原 5.0 前半はラフというか雑でPK与える。後半は盛り返した
茂庭 6.0 うまくラインコントロールして、最終ラインを引き締める
長友 6.0 前半は抑えめだったが、後半はオーバーラップ見せる
今野 5.5 中盤がこの構成だと、守備重視のプレーになってしまう
梶山 6.0 急所を突くパスを狙ったが、いつもより視野は狭め
羽生 6.0 前半は流動性を生むが、微妙に守備のバランスを失う
鈴木 6.5 右サイドに張る。PK奪取に加えて2点目の位置取り◎
カボレ 5.5 警戒厳しい。前向くプレー少なめも決勝点の起点に
赤嶺 6.5 2点目のポジショニングが赤嶺らしさ。ポストもまずまず

近藤 5.5 リードした場面での出場で守備に追われたのは残念
藤山 --- 右MFでの出場。ロスタイムの右サイド突破はしびれた
平山 --- パワープレー対策で出場。サイドの守備はうまくない

城福 6.0 4戦して勝てなかった相手を5度目で下す。ハーフタイムでの修正も効いた。

 準決勝はエコパ開催にしたJFAの予想を覆す「FC東京-柏」というカードに。国立開催だったら結構な観客が入っただろうに。

 どうやってエコパ参戦するかなんだが、前日が有馬記念で深酒している可能性が大。応援ツアーのバスだと乗り遅れそうな感じが…。8時過ぎに出られる新幹線か自家用車というほうが無難かも。

2008.12.21

仙台写真日記

 レビューはちょっと時間がかかりそうなので、写真だけ先にアップ。

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仙台駅到着後に「牛タン通り」をのぞいたら混んでいたので、駅の1階にある「伊達の牛たん」に行く。「極厚牛たん芯たん定食」とビールで前祝い。

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ユアテックスタジアムに到着。駅から近いし、良いスタジアム。

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それなりに埋まったゴール裏。中立地での開催なのに「田舎でも~」はどうかと思う。気分は良くない。字余りだけど「ユアスタでも~」でいいのでは。バックスタンドは日差しで暖かい。

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試合前の整列。この日は天皇杯っぽくない場内放送でした。

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試合開始は13時だけど選手の影は長く伸びている。

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試合終了。右上の佐原のガッツポーズと脚が攣っていた赤嶺の姿が印象的。

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ベンチも全員が抱き合って喜んでいた。

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この日、2得点の赤嶺。ゴールにボールを入れることだけに特化した男。

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スタンドから投げ込まれたサンタ帽をかぶって挨拶。

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夜の街はイルミネーションで化粧済み。地方都市なのに歩いている人が多いのが印象的。

2008.12.20

仙台到着

仙台到着
デジカメのメモリーカード忘れた

買いに行かないと…

2008.12.18

今年はスポニチが多いな

 今日もスポニチからの人事ネタ。梶山の海外志望は前々から分かっているが。

リンク: FC東京・梶山、1月にも海外移籍?(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース.

 FC東京のMF梶山が海外移籍の希望をクラブに伝えた。代理人の田辺氏がクラブハウスを訪れ、約2時間の契約更改交渉に臨んだ。田辺氏は「国内(移籍)は考えてません。1月はない?いや、まだ分かりません。(移籍市場の)ウインドーが開いてないんで」と1月の海外移籍に含みを持たせた。一方、梶山本人は「全部、田辺さんに任せてるので自分でもどっちになるか分かりません」と言葉少なだった。

 そもそもオファーがあるのか分からないからなあ…。噂のイングランドはビザが出るか怪しい。他のリーグでも出られないチームなら意味ないし。

 FC東京とすれば、出て行かれたら苦しいのは確か。出場の有無で試合運びが全く変わってしまうように、FC東京の試合を組み立てているのは梶山。「代わりの選手を国内調達」というのは想像できない。かといって、そんな優良外国人が獲れるかというと…。

 中心選手を置かずにもっとムービングする手はあるけど、あの2005年の千葉だってマリオ・ハースが効いていたわけでね。

2008.12.17

人事二題

 仙台行きの新幹線の切符を引き取ってきました。土曜日の天気は「晴れときどき曇り」で、最高気温は12度という予報。

 今日のスポニチは、FC東京関連の人事が2つ取り上げられていた。

リンク: 国見ライン復活?北斗、FC東京入り有力(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース.

 FC東京がJ2福岡のMF中村北斗(23)の獲得を目指していることが分かった。16日、強化部幹部が中村サイドと接触。クラブ関係者は「ケガする前からリストアップしていた選手。後は先方との話し合い次第」と話し、今後のクラブ間交渉で移籍金の折り合いがつけば獲得する方針だ。

 MF登録だけど、今年は右SBでレギュラーとして出場。長友がたびたび代表に持って行かれることを考慮したSBの補強なのか? ボランチの選手層は意外と薄いので、その狙いもありそう。

リンク: OB三浦文丈氏が横浜コーチ就任へ(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース.

 横浜が来季コーチとして、現役時代に横浜、FC東京などで活躍した元日本代表の三浦文丈氏(38)を招へいすることが分かった。関係者によると、すでに基本合意に達しており来週中にも発表される見通し。

 「FC東京U-15むさし」コーチの三浦文丈が古巣の横浜FMに戻るようだ。2007年はトップチームのコーチだったけど、今年はむさしを担当。良いオファーならやってみるのもいいのではないでしょうか。

2008.12.16

よく分からない夢を見た

 ここの人が「見た夢」の話をしていたからか、珍しく夢を見た。

 最近見る夢は、「単位足りなくて卒業できなくなりそうで、じたばたする」という一択だったけど、今朝見た夢は新しいパターン。

 なぜか新垣結衣が登場。芸能人が出てくる夢は滅多に見ないのだが…。自分が「兄さん」としてえらく慕われているところを、遠くからもう一人の自分が見ているシチュエーション。遠くで見ている方の自分が「自分と並んでいるのは誰だろう?」と悩み、新垣結衣と分かったあたりで目が覚めた。一体何だったんだろうという感じ。疲れてるのかも

 とりあえず今日で仕事のピークは越える模様。代休取ったり、天皇杯の切符を買いに行ったりしないと…。

(おまけ)

 今日の小平グランドではカツカレーが振る舞われたそうなので、以前に食べた「カレーかつそば」の写真をアップ。なかなか強力な食べ物でした。

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2008.12.14

さて阪神ジュベナイルFだが

 今日は2歳牝馬のG1阪神ジュベナイルF。先週はうまいこといったので、今週も当てたい。

 夜中のオッズを見ると、人気は抽選で出走が決まったブエナビスタが3.0倍でかぶった形。2番人気が黄菊賞勝ちのジェルミナルで6.7倍、3番人気は東京の赤松賞を勝ったダノンベルベールで7.8倍といった感じ。

 ブエナビスタが強いのはレース見ればよく分かるけど、ここまで差が付くのはちょっと意外。スペシャルウイーク×Caerleonの配合は安定感には欠ける感じで、人気を裏切る大ポカがあっても不思議じゃない。

 ジェルミナルは社台RHのカタログが来たときにこのブログで褒めた馬。凄く切れるとは思わないけど、競り合ったら強そう。今の阪神には向きそうだが…。

 あとは高くて良ければオンブルリジェールの06(牝・父アグネスタキオン)だろうな。牝馬で2400万は安くないが、馬体はかなりいいように思う。ちなみに厩舎は藤原英。

 募集時はまだ藤原英厩舎が完全にはブレークしてなかった時期。今考えると、無理やりあと10万円を工面すべきだったかも(笑)。ちなみに出資したティックルピンクはまだ外厩で調整中(汗)。

 関東期待のダノンベルベールも悪くないけど、中間順調さを欠いたとはいえ、新馬戦は強かったミクロコスモスにちょっと気がある。鞍上のせいか人気を落としたのは馬券的にはいいような。穴ではどさくさ紛れにカツヨトワイニングあたりが突っ込んでくるというのはないか。あとは何か気になるメイショウボナールを少し。

◎ジェルミナル
○ブエナビスタ
▲ミクロコスモス
△ダノンベルベール
△カツヨトワイニング
△メイショウボナール

 馬券はボックスで買っても儲からないので、ジェルミナルからの流しで。メイショウボナールの複勝も買ってみるかな。

2008.12.13

ダイタクヘリオスが死亡しました

 一回、見学に行っておけばよかった。

リンク: ヘリオス - (有)山内牧場.

今朝の青森はとても寒い朝でした。
そして朝早く現場からの電話が鳴りました。
電話に出ると、『ダイタクヘリオスが逝去した』という内容でした。
突然のことで俄かには信じられませんでした。
急いで馬房に行ってみると硬直したヘリオスがいました。暴れた様子も無く、安らかな死に顔でした。

 1991年、1992年のマイルチャンピオンシップを連覇したダイタクヘリオスが21歳で亡くなりました。ミスターシービーから競馬好きになった自分の競馬の見方を変えてくれた馬でした。

 5歳(現4歳)のマイラーズカップを勝った頃から気になっていて、安田記念2着で穴を開け、当時は2000mのG2だった高松宮杯でダイイチルビーに雪辱したのに、あまり馬券で大儲けした記憶がない。馬券を含めて本気で追いかけ始めたのはその年の毎日王冠から。

 毎日王冠の前に縦の比較をしていて気付いたのだが、買い時がこれほど分かりやすい馬はいなかったのだ。追い切りで毎回バタバタになり、レースでも気ままに口を割りながら走っていることから、世間の印象は「気性の悪い短距離馬」。でも、実績を残しているのは1600~2000mの競馬。「1400m以下で人気なら切り、1600m以上で人気がなければ買い」という決め打ちでどれだけ儲かったことか。

 初のG1勝ちとなった1991年のマイルチャンピオンシップはこの年の安田記念の覇者で「華麗なる一族」の牝馬ダイイチルビーが1番人気。2番人気は一気に出世街道を駆け上がってきた○外の快足馬ケイエスミラクル。3番人気は前2年連続2着のバンブーメモリー。ダイタクヘリオスは4番人気でも単勝11.8倍の伏兵扱いでした。

 レースは例によって折り合いを欠きながら先行。直線入り口でスッと後続との差を広げる。そのままリードを保ち、2 1/2馬身差の楽勝。馬連は安かったけど、単勝できっちりもうけたことを思い出す。

 その後は翌年のマイラーズCを別定の60kgを背負いながら5馬身差の圧勝。1番人気で臨んだ安田記念は直線伸びず6着敗退。馬券で手痛くやられたのはこのレースぐらいかも。宝塚記念は2番人気でしたが、良馬場で2.18.6という時計の掛かる馬場に手こずり5着。

 秋は毎日王冠をレコードで堂々と逃げ切り。前年は陣営の登録忘れという失態で出走できなかった天皇賞秋は、メジロパーマーとのハイペースでの逃げ争いの挙げ句、人気のトウカイテイオーを含めた先行馬が壊滅。レッツゴーターキン=ムービースターという渋い脇役2頭の追い込み決着になったのもいい思い出か。

 そしてマイルチャンピオンシップは1991年のレースをなぞるような展開で、大外18番枠から余裕の押し切り勝ち。2着に1番人気の牝馬シンコウラブリイを連れてきたのも前年と同様でした。現役の締めくくりは1番人気で4着だったスプリンターズSから有馬記念への常識外れの連闘。1200mから2500mですから…。

 この有馬記念は宝塚記念の覇者なのに超人気薄だったメジロパーマーの逃げ切り。4コーナーではダイタクヘリオスと2頭で完全に抜け出す態勢で、一瞬夢を見ました。478.9倍の馬連をそれなりに持っていたもので…(汗)。

 その後、数少ない産駒からスプリンターズSを単勝257.5倍の超人気薄で逃げ切ったダイタクヤマトが出現。「こいつならこの馬券は持っている」だろうと、何人かからすぐに連絡が入ったのですが、買ってなかったのは返す返すも残念だ(笑)。

 あの頃の競馬は本当に面白かった。

2008.12.11

12月は人事の季節

 自分の会社は1月人事が今日発表でしたが、12月はサッカー界も人事の季節。

 オフになると毎年移籍話がガセネタも含めてたくさん出るFC東京。今年は天皇杯で勝ち上がっていることもあってか少なめでしたが、今日の報知には赤嶺の話題が。トーチュウにはリチェーリと契約延長しないというネタも。公式サイトには監督の来期続投エメルソンの契約満了のお知らせも上がってましたね。エメは金額次第でどこかが採るだろうか?

リンク: 神戸がF東京・赤嶺獲得へ:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知.

 神戸が、F東京の日本代表候補FW赤嶺真吾(25)の獲得に乗り出していることが10日、分かった。複数の関係者によると、神戸は既に、完全移籍で正式オファーを出しているという。赤嶺は今季30試合に出場し、チーム得点王の12得点をマーク。4月の日本代表候補合宿に招集されるなど、飛躍した。

 赤嶺の移籍金は2億円ぐらい? 今年の得点で換算すれば、お買い得な選手であることは間違いない。「献身的なのに試合から消える時間も長い」という使いこなしが難しい選手だけど、点が取れるのは明らかになったわけだし。神戸は金だけはありそうだからな…。

 あと今年出ているのは「G大阪が今野を狙う」のと、「京都が増嶋の完全移籍画策」。今野はともかく、増嶋は持って行かれる可能性がありそう…。そういえば「梶山がプリマス」はどうなったのでしょうか?

 獲得の方は、佐原のレンタル延長鈴木達のレンタル延長(栗澤も延長)と、「水戸のDF平松獲得」、「甲府のDF秋本獲得」ぐらいしか出てないけど、大丈夫なんですかね。あ、「福岡のMF中村北斗に興味」というのもあったな。

 と書いてきましたが、今の願いは「元旦国立」が一番だ。

2008.12.07

第34節千葉戦採点 「弛緩したスタンド」

 13時頃到着して、ゴール裏の一番上に席を確保しましたが、風が強くて本当に寒かった。ベンチコートのフードを被ったまま見ていました。

Chiba

 それにしても試合前のスタンドは違和感を感じるほど緩かった。ウェーブやってみたり、Puffyの「これが私の生きる道」を歌ってみたり、ACLへの期待感というより、単に浮ついていた感じ。ダービーや多摩川クラシコで感じた緊張感が見あたらなかった。残留争いで死に物狂いになっている相手チームへのリスペクトが足りないというか、何かが懸かっている試合とは思えなかった。選手のやる気は感じましたが、見ている側がこの順位に慣れてないってことでしょうか。

千葉 4-2 FC東京

リンク: 2点を先行するも、千葉の粘りに逆転負けを喫する.

 それでも試合はFC東京ペース。この試合で採用した4-4-2がうまくはまった。

   赤嶺 カボレ
羽生       鈴木
   今野 浅利
長友 茂庭 佐原 徳永
     塩田

 左サイドから侵入してくるレイナウドは長友が一線を越えさせない。右サイドは深井を今シーズン1番の出来だった徳永が押さえ込み、ミシェウは浅利と今野がケアをしてボールを入れさせない。勝たなければ残留のない千葉が攻勢に出ていた時間帯を耐えると、次第に流れを引き込んだ。

 そしてCKからの得点。カウンターからの追加点。楽勝だと思った。黄色の群衆もゴール裏以外は、テンションが下がったのを感じた。

 この日、目に付いたのは徳永と羽生。徳永はファーでフリーだったカボレへきっちり通したピンポイントクロスに卒倒しそうになった。羽生はボールを引き出す動きと献身的な守備が絶妙。ポストを叩いたシュートか、ゴール前に走り込んだところにわずかに合わなかったチャンスのどちらかが決まっていれば、見事に前所属チームを介錯できたわけだが…。

 4-4-2がうまく回ったのは浅利がいたことも大きい。今野が攻め上がる回数が多かったけど、基本的に浅利は守備的なポジショニングを取るし、羽生もスペースを埋めるため、4-3-3のように中盤に空白地帯ができることはほぼなかった。羽生がいなくなるまでは。

 羽生の交代で入った大竹だけど、頭上をボールが飛び交う展開では生きなかった。交代したのは川崎が先制する直前。大分-名古屋が膠着状態だったことを考慮すれば、ACL圏内を確保するには、川崎の負けを期待するしかなく、得失点差は意味がなかった。それなら天皇杯に繋がる4位狙いに徹する手もあったかと。いつでも3点目が取れそうな試合だったので、守備的な選手ではなく大竹を選んだのでしょうけど。

 失点してからの交代も後手に回った印象。最初は平山が準備していたけど、鈴木が脚をつったこともあり、二転三転した挙げ句、近藤を投入。最後には平山も出てきたけど、ああなった後では何もできず。ピッチ内は混乱したまま終わってしまいました。

 と、ここまで書いてきてなんですが、この試合はやっぱり千葉を褒めるべきかと。0-2になってからの逆転勝ち。それを本当に後がない試合でやってしまうのは凄い。あの時間帯の決定力は何だったんでしょうか。シュート練習だってあんなに決まらないよ…。

 ということで採点です。

塩田 5.5 PKを含めて、失点シーンはチャンスがなかった
徳永 6.5 右サイドを封鎖。キックの精度も高く、CKでアシスト
茂庭 5.5 中央突破された時の守り方をもう少し考えたい
佐原 5.5 前半は良かったが、失点後は盛り返せなかった
長友 6.0 思い切ったシュートが得点に。レイナウドを抑える
鈴木 6.0 裏を狙った走りでチャンスを作る。徳永とのコンビも○
浅利 5.5 バランス保っていたが、劣勢になってから立て直せず
今野 5.0 積極的なプレーを見せたが、痛恨のPKを献上する
羽生 6.0 攻守両面で目立った。80分まではプレーしてほしい
カボレ 5.5 得点は見事だったが、再三のチャンスを逃し続けた
赤嶺 5.0 シュートまで持ち込めず。小競り合いで目立っても…

大竹 5.0 激しい試合に入りきれないまま、終わってしまった
近藤 --- 急遽投入されたが、スペースがなかった
平山 --- この時間で2点差では何もできなかった

城福 5.5 プラン通り運んでいた試合の流れを選手交代で手放した。ACLでモチベーションを高めるまでは良かったが、その意欲が空回りした印象もある。サイドのMFが2人とも交代するのは想定外だったとは思うけど。

 FC東京絡みの大逆転といえば、勝った試合ばかりが印象に残っている。フクアリでは2-0から最後に阿部ちゃんの勝ち越し弾で3-4という試合があった。味スタでは0-2から3-2にしたG大阪戦や1-4から5-4にした川崎戦もあった。2点差をひっくり返されたのは、0-2から6-2になった万博のG大阪戦…。あれは力の差を感じた試合だったけどね。

 ここで挙げた試合はすべてが「挑戦者」という立場で臨んだ試合。立場が変わったこの日はうまくいっていたのに、訳が分からないまま逆転された。後から振り返ったときに「強くなる課程としての通過儀礼だった」と位置づけられればいいのですが。

阪神のジャパンカップダートを買う

 ジャパンカップダートは今年から阪神開催。直線は割と長めのコースだけど先行争いが激しくなりがちだし、先行馬が多いメンバー構成を考えれば、差し馬が台頭する気配も。

 人気はヴァーミリアン、サクセスブロッケン、カジノドライヴの順。この中でサクセスブロッケンとカジノドライヴは前に行くはず。アメリカの馬がいる以上、スローはないと考えれば後ろから行く馬を狙って、穴だけ買ってみようかと。

◎サンライズバッカス
○ヴァーミリアン
▲メイショウトウコン
△カネヒキリ
△ワイルドワンダー
△ボンネビルレコード

 ◎はサンライズバッカス。この馬の特徴は確実に上がり3ハロンで速い足が使えること。極端に置かれると辛いが、そこそこの位置で付いて行ければ、差し込める可能性はある。人気を不当に落としている今回こそが買いなのでは。

 ○ヴァーミリアンの戦績には敬意を払う必要がある。大穴ならメイショウトウコンか。阪神は未勝利時代に走っただけだが、このコースは向きそうな気がする。

 あとは差せる馬3頭を押さえに。カネヒキリは半信半疑だけど、叩いて上向いていればここで来てもおかしくない。そこそこ人気なので控えめに買う。ワイルドワンダーは今年崩れていないので。ボンネビルレコードはスピードが足りない感じはするけど、この人気なので押さえよう。

 馬券は資金もないので馬連と3連複のボックスで。

2008.12.06

最後にいい人になった

 首は差し出されていたと思うけど、それを介錯することができなかった。今年は無慈悲に下位チームから勝ち点を稼いできたけど、最後にまとめて返済したということか。

 羽生のシュートがポストを叩いたときにちょっといやな感じはした。それでも長友のゴールで行けると思ったが…。カボレがもう1点取っていれば何でもない試合だったのに。

 採点などは後ほど。

 それにしても優勝ラインが63という予想だけは当たっていたよ…。

人事を尽くして天命を待つ

 ACL圏内に滑り込むための条件や、残留争いのことを考えるたびに、何をどうしたらいいものか混乱していた。千葉は友人にサポーターがいて、スタジアムを含めてJ1には残ってほしいチームだし、ACLに行くには緑が川崎を倒すというありえない条件を願わなければならないわけで…。

 で、羽生のサイトを見て、「FC東京が勝つことだけを願って観戦すればいい」と思った次第。試合後に見えてくるいくつかの状況は、その時に考えればいいのだと。

リンク: [ J's GOAL ]【J1:第34節 千葉 vs F東京】プレビュー:勝たなければJ2降格となってしまう千葉。F東京とのサイドの攻防を制し、勝点3を獲得して天命を待つ。.

 出場停止の梶山と怪我の石川が不在で、フォーメーションは専門誌に加えて、トーチュウやエルゴラでいろいろな組み合わせが出ているけど、前節から極端にはいじってこないような気がする。

        平山
  カボレ  (赤嶺)
 羽生       鈴木
          (川口)
    浅利 今野
長友 茂庭 佐原 徳永
      塩田

 典型的な4-4-2なら赤嶺先発という可能性も高そうだけど、カボレが左に張り出す形を考えると平山先発が妥当なのかも。ただ浅利が入ることで羽生の位置が高くなり、それに伴って平山が1トップ気味になりそうだ。

 勝つしかない千葉もガツガツ来るはずで、スペクタクルな試合は望めない。ただし、そういうフィジカル要素の強い試合はFC東京が得意とするところ。個々の能力で押し込んで行ければ、優位に試合を進めることはできるはず。

 明日のフクアリは異様な雰囲気になることは確実(あと寒いみたいです)。スタンドを含めて、この1年間で積み上げた物を見せられればいいですね。

 あと、試合終了後はどういう結果になろうとも、選手を拍手で迎えたいと思っています。

2008.12.01

J1第33節新潟戦採点 「粘り勝ち」

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FC東京 1-0 新潟

リンク: 終盤の赤嶺のゴールでホーム最終戦を勝利で飾り、順位を5位とした!.

 この試合は、苦しい展開を何とか勝ちに結びつけたことがすべて。少しずつ強くなっているように感じる。

 東京競馬場で散々にやられた後で味スタへ。ウオッカが2着だったら見事な馬券だったが…。あれだけ引っかかった後に差し返して3着は立派なんだけど。パドックを見ていて「スクリーンヒーローの単複買うか」と一瞬思ったが、さすがにそこまでは買い切れなかった…。1着3着では1円にもならない。

 急いで味スタに行ったが、到着したのは試合開始直後。思ったより入場者が多くてびっくり。一人だったのでいつも座っているあたりに席を見つけることができた。

 梶山の出場停止に伴ってフォーメーションを組み替えたFC東京。ボランチに今野と羽生を並べて、右MFに石川、左MFにエメルソン。2トップはカボレが1トップ気味に構えて、平山は引き気味。おそらくキープ力のある平山に当てて時間を作る狙いだったかと。夏によく見られた4-4-1-1に近い形。

 正直な感想を言えば、「梶山の不在は大きい」という試合。攻撃で長いパスを出せる選手がいないので、どうしても短いパスのやりとりが増えるが、その精度を欠いたのが辛かった。右サイドの石川に出るとチャンスになったけど、エメルソンはスペースは見えているのにパススピードが足りず、守備網に引っかかりがち。羽生は頑張っていたけど、使われる形の方が持ち味が出る。

 もう1つはボランチの位置でキープできないので、ためができず両SBの上がりが少ない。長友は右に入ると上がりは少ない傾向だけど、この日は猛スピードで走ったときにうまく使い切れなかった。大竹ももう少し前でボールを貰いたかったかと。

 赤嶺はあそこで決めるのが「らしさ」。平山のようにボールを収めて叩いたり、高さで競り勝つ選手じゃないけど、得点が取れる場所にいる嗅覚はやはり素晴らしい。90分出ていれば何かしらのチャンスは作るけど、他の仕事もできる平山の方が使いやすいのかも。1トップ向きの選手だじゃないし。4-4-2なら、カボレを1列下げて平山-赤嶺の2トップという形も有りだと思う。

 ということで、採点です。

塩田 7.0 好調持続。代表に呼ばれてもおかしくない雰囲気
長友 6.0 右サイドをしっかりと守る。大ポカが1回あったけど
佐原 6.0 相手の起点を前でつぶす。安定したパフォーマンス
茂庭 6.0 フィードの練習をした方がよさそう。守備は無難
金沢 6.0 攻め上がらず守備重視。天皇杯よりは良かった
今野 5.5 守備面では貢献していたが、攻撃にも絡みたい
羽生 5.5 ボールは経由していたが、効果的な攻撃できず
石川 6.5 切れのあるプレーを見せた。怪我の影響はない
エメ 5.0 高い位置でボールもらったが、パスの精度を欠く
カボレ 6.0 平山から受けた絶好機は決めたかったが…
平山 5.5 プレーエリアが低く、シュートまでたどり着けず

大竹 5.5 自分のシュートで取ったCKから見事なアシスト
鈴木 5.5 スピードを生かして、何度かチャンスを作る
赤嶺 6.5 ゴール前の密集に入らずボールを呼び込んだ

城福 6.0 梶山不在の最適解が見つかったとは言えないが、積極的な選手交代で流れを引き寄せた。セレモニーの最後にサプライズが待っていたのにはびっくり。

 試合終了後は、立川で行われていた競馬仲間の宴会に合流。先週、100万にちょっと足りない馬券を取った人と、シンガポールで愛馬が勝ったこの人にごちそうしてもらいました。財布の中身が心細かったので助かりました

 リーグ戦でACL出場権が取れる3位以内に入る現実的な解は、最終節で「FC東京が勝って、川崎が東京Vに負けて、大分が引き分け以下」という1通りだけ。天皇杯でFC東京が優勝、もしくはリーグで4位を確保しつつ、天皇杯で名古屋優勝の方が簡単かもしれませんが、もちろん最終節も勝って結果待ちにしなければなりません。

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