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2008.09.25

第26節磐田戦採点 「容赦なく」

 試合終了後に、にわか千葉サポとなった集団で千葉-名古屋戦をテレビ観戦。どう見ても1位-17位のゲームじゃなかったが…。千葉は残留できるかもしれん。それに比べて、FC東京が戦った相手チームは…。

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リンク: 怒涛の5得点で快勝!今季初の4連勝となる .

FC東京 5-1 磐田

 画像は他のブログでも上がっているように、バックスタンド側からきれいに見えた夕焼けで。試合開始から後半途中までのバックスタンドは直射日光を浴びまくりで、汗だくになっていました。

 壮絶な戦いとなった多摩川クラシコから中2日で迎えた磐田戦。赤嶺、羽生を怪我で欠き、今野は出場停止、試合前に届いたメールではベンチに入っていたブルーノがなぜか欠場。「すんなりは行かないのだろう」と思っていたのに、終わってみれば5-1の圧勝。相手が自ら転けていった感じはあるけど、素直に喜べばいいのかも。

 序盤はどうしても勝ち点が欲しい磐田ペースだったけど、エメルソンのスルーパスを受けたカボレが相手DFと競り合いながらエリア内に進入して、左足であっさり先制点を決める。カボレはここに来てシュートがうまくなっている?

 前半の攻撃は「手数を掛けずカボレのスペースへ蹴っておけ」という感じ。おそらくスカウティング通りだろう。磐田のサイド攻撃に対する防御力が極端に低かったことは、徐々に明らかになっていくのだが。

 2点目はセットプレーの流れで前線に残っていた佐原が石川の速いクロスを押し込んだ。その直後に石川が「あれはないよ」というバックパスで1点を与えてしまうことになったが…。

 3点目は大竹の縦パスを受けたカボレがスピードで1枚外してクロス。中に詰めていた石川に体を合わせていたDFがオウンゴール。裏には平山が詰めていたので、抜けても1点だったでしょう。

 4点目は平山から左サイドでボールをもらったカボレの外を梶山が入ってきて1人引きつける。空いたスペースをカボレがドリブル突破、右サイドから斜めに入ってきた石川へ合わせた。カボレの一瞬の速さで、相手を置き去りにするドリブルは何度見ても凄い。

 2~4点目は、サイドに奥深く侵入して速いクロスに合わせるというパターンが一緒。中に人数を掛けてきちんと詰められるようになったのはFC東京の進化だけど、石川もカボレも適当にクロスを入れてる訳じゃない。突破した後で、入ってくる選手をしっかり狙って蹴る余裕があった。あんなにサイドをあっさりやられてしまう守備で終盤戦どう戦っていくのか、他人事ながら心配になるよ…。

 5点目は相手DFのクリアミスをかっさらった鈴木達がGKを交わし、戻ってきたGKを切り返し、落ち着いて流し込んだ。今年のレンタルは佐原といい、鈴木達といい大当たりだな。場内インタビューも最高でした。

 最後に平山について。点差があったとはいえ、ピッチ内もスタンドも「点を取らせたい」という気持ちが強すぎ。だから最後に余計なハンドをしてしまうわけで。普通にやらせておけばいいのに。ゴールキックの競り合いもできていたし、しっかりボールを追っていたし、クロスにはしっかり詰めてるし、ニアへの飛び込みもあった。やれる仕事はしっかりやっていたと思う。

 梶山や平山は良くも悪くも目立つんだ。梶山は厳しい時にもボールが集まってくるからミスが即ピンチになる。城福監督が負け試合のコメントで「ボールに触りたがらない選手がいた」とよく言ってたけど、梶山はその逆だ。そこでミスを防ぐために無難に後ろに戻したら存在意義を問われるよ。平山は単純にでかいからよく目立つ。速そうに見えない走り方も独特だし(見た目ほど遅くない)。赤嶺の悪いときは存在感がなくなってしまい目立たない これは選手のタイプの違いだから、文句を言っても始まらないと思うのだが。余談でした。

 それでは採点です。

塩田 6.0 石川の「あれ」への対応以外は問題なくプレー
長友 6.0 時折見せたオーバーラップがアクセントになった
佐原 6.5 茂庭とのコンビが安定している。2点目はご褒美
茂庭 6.5 3点目の起点はこの人の良い守備&パスから
徳永 6.0 サイド突破も見たいが、今はこれでいいのかも
浅利 6.5 中2日でベテラン選手のこの働きには頭が下がる
梶山 5.5 判断とパススピードがちょっとずつ遅くなっていた
エメ 6.0 カボレへのスルーは魅せたがピッチを広く使いたい
石川 6.5 バックパスは減点も、得点に絡む動きは抜群
カボレ 7.0 分かっていても止められない突破は素晴らしい
平山 5.5 得点以外の仕事はまずまず。でも決めないとね

大竹 6.0 スイッチまではいかなくても、特徴は出していた
鈴木達 6.5 柏は本当に良い選手を出してくれたと思う
金沢 6.0 試合をクローズする役割をしっかり果たす

城福 6.5 開幕当初の臨機応変な采配が戻ってきた。ハーフタイムの修正も的確。先行集団に取り付いたここからが、本当の腕の見せ所か。

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