第25節川崎戦採点 「命名の意義」
「多摩川クラシコ」と名前が付いていなかったら、こんな試合はできなかったかもしれない。それほどまでに選手の集中力は素晴らしかった。試合終了後にバタバタと倒れる白いユニフォームの選手を見たら、それは涙も出るって。
リンク: 退場者を出す中、赤嶺の1点をチーム一丸となって守りきり、3連勝を飾った .
川崎 0-1 FC東京
開始早々から川崎が攻勢に出て、結構なピンチに。5分にカボレが追いかけてもらったCKから、ファーサイドの赤嶺が左足でニアを破って先制点。直前にジュニーニョが絶好機を外していたのに対して、勢いに乗っているFWの力を見せた。
その後も川崎ペースで進む。14分に赤嶺が井川と交錯して右腕を負傷。すぐに「×」が出て、アップもなしで平山投入。ただトーチュウによれば「骨に異常はない」とのこと。筋肉を痛めたようだが心配だ。
さらに今野が41分に中村憲をブロックしたのをひじ打ちと見なされ、一発レッド。確かに肘は当たっていたけど、腕を振っているわけじゃないし、この日の松村主審はカードの基準がばらついていた。
10人になって、フォーメーションはカボレ1トップの4-4-1。その後にカボレと平山の位置を入れ替える。それまでも押されていたこともあり、8人で守備ブロックを作って、しっかり守る態勢に。
ここからの守備が凄かった。1対1で体を張り、シュートを体を投げ出して防ぎ、クロスへの制空権は譲らない。前半はそれほど有効ではなかった平山も、後半は相手に囲まれながらボールを収めて、ファールをもらう。惜しいシュートも2本。
あの戦いぶりを見せられてはアウェー席全体のテンションも高くなる。後半のほとんどは向こうサイドでのプレーだったけど、一つ一つのプレーにサポーターも集中。試合終了と同時に沸き上がった地鳴りのような歓声は、ちょっと忘れられない。
これで中断を挟んで3連勝。次の中断までは磐田、札幌、清水の順。不調の2チームをきっちり叩き、上り調子のチームを蹴落とせば、何かが起こる雰囲気が出てくるかもしれません。
それでは採点です。
塩田 6.5 枠内は多くなかったが、安定したセービングを見せた
長友 6.5 1対1で負けない。カウンターの起点にもなっていた
佐原 6.5 クロスを徹底して弾き返す。キャプテンマークに応えた
茂庭 6.0 苦しい展開を中央で踏ん張る。去年のリベンジ果たす
徳永 6.0 速い外国人選手を押さえて、サイドを封鎖していた
浅利 6.5 危ないゾーンを埋め続ける。豪快に外したミドルも(笑)
今野 5.5 攻め上がって決定機作る。レッドカードは不運だった
梶山 6.0 守備で奮戦。苦しい時間にボールを持ってくれた
エメ 6.0 ボールタッチ微妙も、SBと連携して守備面で貢献した
カボレ 5.5 怪我の影響か見せ場少ない。それでも脅威だったが
赤嶺 6.5 最初のチャンスをきっちり決める。3試合で4得点
平山 6.0 後半は苦しい1トップだったが、体を張りボールキープ
鈴木達 6.0 左サイドで守備をしつつ、時折見せるドリブルが◎
藤山 6.0 中盤に入るオプション。平山と見せた攻撃がセクシー
城福 6.5 前節に続いて想定外の事態が続いたが、交代選手の役割を引き出し、勝利に結びつけた。次節は中2日で苦しい人繰りになるが、ここが腕の見せ所。
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コメント
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平山って渋谷からご出勤でしたか?(笑)
投稿: あなあな | 2008.09.21 20:38
まだ独身だし、渋谷で弾けるぐらいはいいでしょう
>平山
試合でもっと弾けてくれればもっと良いのですが…。
投稿: いおぞう | 2008.09.22 12:12