スターとは何だろう?
文丈の引退セレモニーは一回先送りにして、この記事を先出しすることにした。
リンク: すでにスターである選手 見過ごす手はないのに.
最近、よくサッカーを一緒に観戦する月本さんが、Numberで掲載されていた海老沢泰久さんの「スターなき日本代表」という記事を基にして、サッカー(というよりスポーツ)におけるスターについて書いている。
海老沢さんはサウジ戦を見て「スターの存在しないスポーツの試合がつまらないということは、いずれにしても変わらない」といい、月本さんは「今野や阿部や水野はすでにスターへの階段を数歩上がっている。それをスターだとあこがれて見ると試合が面白く、スターと見ず知らない兄ちゃんだと思ってみると試合が面白くないのでは、スポーツを見ているとは言えない」という。
確かに月本さんが言っているように「プロ野球方式」に基づくスターシステムはもう無理だ。読売のナイトゲームを家族全員で見て、1番から9番だけではなくベンチのメンバーまで、皆がそらで言えるような時代は帰ってこない。マスコミが無理矢理スターシステムを発動しても、世間があっさり亀田兄弟を引きずり落としたように、そんな仕組みを生暖かく見守る連中の力は馬鹿にできない。そしてそういう見方をする連中は自分を含めて確実に増えている。
そもそも今の日本代表に呼ばれていないスターとは誰なのか。まあ中村俊輔はそうだろう。問題はその後だ。いわゆる代表経験のある海外組を挙げるなら、高原、松井、稲本、中田浩、小笠原、大黒(あと鈴木師匠もいるか…)となるが、このメンバーが帰ってきても、「スターが大勢いるから見てみよう」とはならないだろう。
それにこないだのサウジ戦で眠くなる人は中村俊輔が帰ってきても眠くなるだろう。中村はスターではあるけれど、カズのようなサッカーを知らない人でも知っているスーパースターではないから。
スポーツにおけるスターは、試合を数多く見て自分で探すしかないのだろうと改めて思った。いや見つけるというより、見ているうちに自然と浮き上がってくる選手が本物なのだろう。
そういう意味では自分にとってのスターは梶山だな(あ、これが言いたかっただけかも(汗))。
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