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2009.11.06

ナビスコカップ決勝 川崎F戦採点 「成長物語」

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リンク: 5年ぶり2度目の優勝! MVPは米本選手が獲得!! .

FC東京 2-0 川崎F

 今年のFC東京にとってのナビスコカップは、ニューヒーロー賞とMVPを取った米本に代表される「成長物語」だったような気がする。

 第1節柏戦の惨敗から始まって、苦労しながら最終節の駒沢で勝ち上がった予選リーグ。準々決勝名古屋戦で攻撃力を開花させ、準決勝では守備もある程度の完成型を披露した。でも、そこからカボレと金沢が移籍、茂庭と石川がけがで離脱、最後には長友が脱臼する試練まで加わっていた。さらには藤山の退団、浅利の引退が決定。週刊少年ジャンプの「友情・努力・勝利」ばりに伏線が張られまくりでした(笑)。

 時計を開幕前に戻して、「ヨネがナビスコカップでMVPとニューヒーロー賞取るよ」と言っても誰も信じないはず。塩田復帰後も権田が正GKの座を守り続けるとか、長友の怪我があったとはいえ、決勝で椋原が安定した守備を見せるとか、平山が80m走ってカウンターでゴールするとかも。もちろん、石川がゴールゲッターという形で大ブレークするなんて想像していなかった。

 誰が見たって順調なシーズンの入り方じゃなかった。点は1点しか取れないし、守備は失点すれば歯止めが効かず、大量失点の繰り返し。3月、4月のレビューをまとめて読み直すと「守備がひどい」しか書いてない(汗)。そこから今野とブルーノをCBに抜擢し、米本をボランチで起用し、梶山に活を入れた。攻撃では平山のポストにカボレの突破と石川の得点能力という組み合わせで形を作った。

 最後に残されていた課題が「逃げ切りオプション」。城福監督の交代策は基本的には2列目の2人とFWを1人変えるパターンしかなかった。相手の戦術に合わせることはなく、守れるか守れないかは相手の出来次第だった。その結果として痛い敗戦を繰り返してきて生み出されたのが、サイドハーフに守備的な選手を投入して守り切る形。このやり方が功を奏したのナビスコ準決勝清水戦。「交代が下手だ」という評価が多かった(自分もそう思ってました)城福監督もこの2年間で成長してきたということなんだろう。

 この決勝はそうしたFC東京の成長がすべて現れた試合だったのかなと改めて思う。

 試合の序盤は全体的にちょっと硬かった。川崎が浮き球でDFラインの裏を縦へ速く狙ってきたので、慎重に入ったこともあるんだろうけど。ボランチは最近のパターンとはちょっと違って、梶山が引き気味で米本が前目でワイパー役を務める形。梶山の怪我が影響していたかもしれないし、前からのプレッシャーが厳しくなることを想定して、CBの2人と梶山でボールを回すことを狙ったのかもしれない。ただ細かなミスがいくつかあって、流れをつかめない。

 流れを引き込んだのはもちろん米本の見事なゴール。これ自体はラッキーパンチだったのは間違いない。本人も言ってるように(笑)。でもああいうシュートが入っちゃうこともある。で、ボールがよく回るようになって、両サイドの羽生と鈴木も頑張っていて、川崎の攻撃能力を低下させた。1-0で終わった前半は狙い通りだったかと。

 後半は押されているようで、東京のゲームプラン通りの戦いになっていた。リードされた川崎が力攻めで来ることはもちろん予想していたはずで、今野を中心としたDF陣がしっかりとその攻撃を跳ね返していた。で、虎視眈々と狙っていたはずのカウンターが59分に炸裂。鈴木がしっかりと見て上げたクロス(というよりパスだな)も平山のヘッドも最高でした。これ決まって、まだ残り30分もあるのに「勝てる」と思ってしまった。川崎の単調な攻撃なら2点は取られないと直感的に感じたのかもしれない。

 交代選手は長友、平松、佐原の順に投入。完全に守り重視のフォーメーションだけど、それはもちろん想定内の戦い。川崎も何とかサイドを使おうと森の位置を左右に変えたり、登里を入れて変化をつけようとしたけど、左サイドは長友、徳永という鉄壁で、右サイドは1対1に強い平松と椋原だから、そんなに良いクロスは入らない。中では今野とブルーノ、梶山に加えて、この日大当たりだった権田がボールを弾きまくる。あとは、「放り込み」→「弾く」たまに「コーナーキック」、まれに「長友が1対1を外す」の繰り返しで時間を使うだけ。

 FC東京の完勝だったと思います。J1で首位を走る川崎の攻撃をしっかり分析して、きっちり守り、そしてボールを回して攻撃した。自分たちのサッカーをやり抜くことが勝利への近道だと証明できた試合だったかと。

 それでは、採点です。

権田 7.5 後半はかなり押し込まれたが、鋭い飛び出しを見せた
椋原 6.5 レナチーニョとのマッチアップも互角以上に対応した
ブルーノ 6.0 入れ替わられる場面もあったが、チョンとよく競る
今野 7.0 例によって鬼神のような働きと冷静な判断を披露する
徳永 6.5 攻撃参加は少なめでも、攻守に効果的な動きを見せる
梶山 6.5 開始当初はミスもあったが、後半は時間を作る動きも
米本 7.5 値千金の先制点に加えて、厳しいボールチェックは◎
鈴木 6.5 サイドにふたをしつつ、攻撃も貢献。平山へのパスは「巧」
羽生 6.5 サイドを左右に変えながら、攻守両面で動きが効いていた
赤嶺 6.0 惜しいループもあったけど、あまりボールが来なかった
平山 7.0 美しいカウンターから重要な2点目をヘッドで叩き込んだ

長友 6.0 左SHでの出場。2度あった1対1はどちらか決めたかった
平松 6.0 右SHでの出場。守備では体を張ってサイド攻撃封じた
佐原 --- 時間短く、評価なし

城福 7.5 相手をリスペクトしたゲームプランを立案、冷静に遂行した。限られた手駒をフルに活用する手腕が光った。

 リーグの残り4試合と天皇杯、まだまだ勝利を積み重ねられるはず。まずは「最終節の奇跡」に向けて、赤いチームを倒すこと。そこから再スタートです。

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